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バックアップツールの導入状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(2/5 ページ)
バックアップツールの実態調査を実施した。導入率は全体で59.7%と高いが、中小企業での導入率は35.1%に留り、導入しない理由の1位は「メリットが明確でない」だった。
満足度は3年前と比べ約10ポイントアップ、一方で「処理時間」に不満の声
次に、バックアップツールを「導入済み」と回答した人にその「満足度」を尋ねた。その結果、「とても満足している」が17.7%、「まあ満足している」が65.1%、「やや不満がある」が14.3%、「とても不満がある」が2.9%となった。まとめると「満足」と回答した割合は82.8%、「不満」が17.2%だった。
3年前に実施した同アンケートと比べ、「満足」と回答した比率は約10ポイント増加した。「満足」と回答した人からは、「特に問題もなく運用できている」や、「特に意識しないでもバックアップされ、フォルダ単位で設定もできる。読み込みも簡単」「価格が安い割には、きめ細かくバックアップの設定ができた」などの声が挙がった。3年前と比較し、特に問題もなく運用できていることが、満足度向上につながっていると考えられる。
一方で「不満」と回答した人からは、「バックアップにかかる時間が長い」「操作が難しく特定の人しか作業できない」「日々のテープ交換が煩わしい」など多様な意見が挙がった中、特に「処理時間が長い」や「終了時間が分からない」など、処理時間に関する不満の声が多く挙がった。
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