調査リポート
「クライアントOS(企業PC)」シェア(2014年6月):シェア情報アーカイブ
XPサポート終了を機に、2013年6月の調査と2014年6月の調査では大きな変化が。シェア情報を紹介する。
アイ・ティ・アールが2014年6月に行った調査によれば、企業のPCで最も利用されているOSは、1位がWindows 7で74.4%、Windows 8が2位で8.3%、3位はWindows XPで5.8%、4位はWindows Vistaで4.5%、5位はWindows 8.1が2.5%であった。Windows 7が74.4%と大半を占め、ほかのOSに大きく水をあけた結果となった。
1年前の2013年6月に行った調査結果では、1位はWindows 7で47.7%、2位はWindows XPで44.3%と、7とXPとがいずれも4割を超えて全体を二分していたが、2014年4月のWindows XPの延長サポート切れを反映して、企業での移行が大きく進展したとみられる。また、今回の調査ではWindows 8/8.1はそれぞれ8.3%/2.5%と移行は進んでおらず、企業利用では当面Windows 7が主流OSとなると予想される。
また、標準的なクライアントPCの入れ替え時期を尋ねたところ「4年以上5年未満」が約4分の1を占めて最多の回答となり、2013年の調査結果と同様であった。しかし、4年未満で入れ替える企業が過半数を占めるようになり、中でも「1年未満」「1年以上2年未満」で買い替えるとする企業が増加してそれぞれ1割前後を占めている。これは、企業の標準PCとして持ち運びが可能なノートPCやタブレット型PCなどのさまざまなフォームファクターを試していることが要因となっているとみられる。
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