IDC Japanの調べによれば、2014年第4四半期(10〜12月)の国内クライアントPC出荷台数は前年同期比32.5%減の293万台で、そのうちビジネス市場は同比41.1%減の163万台、家庭市場は同比17.5%減の130万台となった。
マイナス成長の原因として、ビジネス市場ではWindows XPサポート終了の特需の反動が、家庭市場では円安が、それぞれ影響しているとみられている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは前期(2014年第3四半期)から2.4ポイント減の26.7%となった。2位は前期から1.6ポイント増の18.8%、3位は0.6ポイント減の12.0%、4位は0.7ポイント増の9.7%、5位は1.1ポイント減の9.2%となった。これら5ベンダーの出荷台数の前年同期比はそれぞれ、31.7%減、38.1%減、34.0%減、30.8%減、43.4%減であった。第4位のベンダーは、家庭市場で前年同期比48.4%増と高い成長を達成し、順位を1つ上げた。
ビジネス市場でのWindows XPサポート終了の特需の反動は、2015年もしばらく続くと分析されている。
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