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ITによる情報共有の取り組み状況(2014年)IT担当者300人に聞きました(5/5 ページ)

ITによる情報共有の取り組み状況を調査した。どのようなツールを使い、現状にどのような不満を抱いているのか。

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ITでの情報共有を考えない理由は「現状で十分」

 最後に、「今後、新たなITによる情報共有手段を考えていない」と回答した人に対して、その理由を尋ねた。その結果、1位は「現状の環境で十分だから」で43.8%、2位は「ツールの機能を活用しきれないため」で31.3%、3位は「費用対効果が合わないため」で21.1%、4位は「導入・運用コストが高いため」で19.9%、5位は「費用対効果の算出方法が分からないため」で11.9%、6位は「情報漏えいなどセキュリティ面での懸念があるため」で10.7%という結果となった。

 その他の意見としては、「今の仕組みをまずは使いこなすことが先決」「現状でもついてこられていない社員がいるので、その教育訓練だけでも相当な労力、コストがかかる」といった現状の課題を打開していくことが先決だという意見が一番多く寄せられた。

 また、「SNSについてはセキュリティ上の問題が大きい」という意見や「導入は簡単だが、トレーニング、サポート、セキュリティ維持、運用などのコストを考えると、ITツールの導入には慎重にならざるを得ない」といった意見も寄せられた。

 まずは現状の環境において情報共有をきちんと行うことが必要とされている傾向にあるが、新たなITツールの利用においても、導入から社員教育、運用管理までを一貫して推し進めていく体制を作ることができれば、企業での情報共有化はより進むと考えられる。

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