調査リポート
「スマートフォン」シェア(2014年第4四半期):シェア情報アーカイブ
2010年以降初の年間ベースでマイナス成長となったスマートフォン市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2014年第4四半期(10〜12月)の国内スマートフォン出荷台数は、前年同期比2.2%減の988万台であった。これに伴い2014年通年の出荷台数は、前年比12.4%減の2654万台となった。
国内スマートフォン市場は4四半期連続のマイナス成長となり、同市場が本格的な立ち上がりを見せた2010年以降、初めて年間ベースでのマイナス成長となった。その主要因としては、Android搭載スマートフォンの販売不振により出荷台数の減少傾向が続いていることが挙げられている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、2014年第4四半期では、第1位のベンダーが58.1%を獲得し、2位は17.2%、3位は9.8%であった。同四半期1位のベンダーが通年でも圧倒的な強さを見せており58.7%、2位は14.2%、3位は11.4%で、いずれも上位陣の顔ぶれに大きな変更はなかった。
今後の見通しに関しては、Android搭載のスマートフォンが在庫過剰となっているため、2015年第1四半期(1〜3月)においても厳しい市況が続くとみられている。
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