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企業における情報セキュリティ対策状況(2015年):IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)
情報セキュリティに関する調査を実施した。この1年に発生した情報セキュリティ事故などセキュリティ対策のリアルな状況が明らかになった。
IT予算のうちセキュリティ投資額比率は5〜10%が増加、10%以上の投資は2割以下
続いて各企業に「IT製品・サービス全般の導入に関する2015年度の年間予算」を聞いたところ、「100万円未満」が最も多く21.9%を占めた(図4-1)。中でも100人以下の中小企業では53.2%と半数以上が回答する結果となった。一方、1001人以上の大企業では従業員数や売り上げ規模も大きいため「5億円以上」が20.7%と最も多かった。
また、「2015年度のIT投資額に占めるセキュリティ投資額の比率」については、「5%未満」が34.5%と最も多く、次いで「5%以上〜10%未満」が31.6%という結果となった(図4-2)。3年前の結果と比べると、「5%未満」の比率はさほど変わらないものの、「5%〜10%未満」が25.2%から31.6%へと約6ポイント増加していた。一方で10%以上投資すると回答した割合の合計は、全体の19.3%にとどまり、各項目で3年前と比べそれぞれ微減していた。
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