調査リポート
「スマートフォン」シェア(2015年第1四半期):シェア情報アーカイブ
2015年第1四半期は前年同期比7%増の697万台で5四半期ぶりにプラス成長となったスマートフォン市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2015年第1四半期の国内スマートフォンの出荷台数は、前年同期比7.0%増の697万台で、5四半期ぶりにプラス成長となった。また、当該市場の内、画面サイズ5.5インチ以上7インチ未満の“ファブレット”が占める割合は、9.9%であった。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが51.1%と半数を獲得して首位を維持、第2位は、2大キャリア向けのシリーズが堅調で16.6%であった。また、前期6位のベンダーが出荷台数を伸ばし10.5%で第3位にランクインした。
シェア1位のベンダーのファブレットは、同社のスマートフォンの中で占める割合が、世界市場では26.3%と大きなシェアを占め起爆剤になると考えられていたが、国内では9.2%にとどまり限定的である。また、スマートフォンの販売は、加入者の増減が落ち着きつつあり苦戦が続いているため、在庫状況が悪化し、今後も厳しい市況が継続するとみられている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.