調査リポート
「スマートフォン」シェア(2015年第2四半期):シェア情報アーカイブ
2015年第2四半期は、前年同期比23.6%増の608万台だったスマホ市場。シェア情報を紹介する。
IDC Japanの調べによれば、2015年第2四半期(4〜6月)の国内スマートフォンの出荷台数は、前年同期比23.6%増の608万台となった。スマートフォンと従来型携帯電話合計の出荷台数に対して、スマートフォンの比率が84.1%と一気に上昇した。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが39.1%で、前期の51.1%から大きくシェアを落としたものの首位を維持した。続いて2位が14.9%、3位は13.2%で、4位が12.0%、5位は7.6%であった。
今後、2017年まで従来型携帯電話用の部材は供給されると想定され、現ユーザーは次に購入する際も従来型携帯電話を選択する可能性が高く、当該四半期のスマートフォン出荷比率の上昇は一時的なものになると考えられている。スマートフォンへの移行速度に変化が起こるのは、キャンペーンよりも通信料金に変更が入る場合になると見込まれている。
なお、IDC Japanは国内市場でのスマートフォンと従来型携帯電話を、主に搭載OSの種類で区別している。具体的には、iOS/Android/Windows/BlackBerryなどの汎用OS採用でインターネットに接続でき、アプリケーションが稼働して通話機能を有する、画面サイズ7インチ未満の携帯端末をスマートフォンとし、Linux/SymbianのOSを採用している携帯端末を従来型携帯電話と定義づけている。
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