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プロジェクト管理ツールの導入状況(2015年)IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)

IT担当者371人を対象にプロジェクト管理ツールについて調査を実施した。導入状況や導入しない理由などの実態が明らかになった。

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導入率が伸びるほど、不満も高まる傾向に

 続いて、プロジェクト管理ツールの導入状況を尋ねた(図4-1)。その結果、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が19.7%、「既に導入済みである(追加・リプレース検討あり)」が2.9%、「導入を検討している」が4.5%、「必要性を感じるが、導入時期は未定」が30.9%、「必要性を感じない」が42.0%だった。

 整理すると、追加・リプレース検討の有無を含めて「導入済み」は22.6%であるのに対し、導入検討の有無を含め「未導入」は77.4%だった。

 約1年前に実施した調査では、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が15.4%だったため、導入率が約5ポイント上昇する結果に。100〜1000人以下の企業については、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が10.0%から17.9%と、約1年で導入率が2倍近くにまで高まった。

 また、プロジェクト管理ツールを導入している人にツールの満足度を尋ねたところ、「とても満足している」が8.2%、「まあ満足している」が62.3%、「やや不満がある」が14.8%、「とても不満がある」が14.8%という結果となり、まとめると、満足が70.5%、不満が29.6%となった(図4-2)。

 こちらも約1年前に実施した調査と比較すると、「とても不満がある」が3.3%から10ポイント以上上昇。不満があると答えた人からは、「データ登録はされるが、業務活用が不十分」「単なる議事録程度でしか使えない」といった活用実態に不満を持つ声や、「管理のための工数が掛かる」「運用管理に手間がかかる」「操作性が悪く、入力に時間がかかる」など、運用工数への負荷を感じているように見受けられた。

会社で導入しているプロジェクト管理ツールの導入状況と満足度
図4 会社で導入しているプロジェクト管理ツールの導入状況と満足度

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