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「インクジェットプリンタ/MFP(複合機)」シェア(2015年第3四半期)シェア情報アーカイブ

2015年第3四半期は前年同期比5.1%減の113万8000台だった同市場。そんな中、48%と高い占有率を獲得した首位ベンダーとは?

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 IDC Japanの調べによれば、2015年第3四半期(7〜9月)の、最大用紙サイズA4判以上のインクジェットプリンタ(単機能製品)/MFP(複合機)の国内出荷台数は、前年同期比5.1%減の113万8000台であった。その内、プリンタが同比9.8%減の14万台、MFPが同比4.5%減の99万8千台であった。

 前四半期比では、MFPが22.2%増と2四半期連続で持ち直している。プリンタは1.3%減であったが減少幅は2四半期連続で縮小していて、市場が長期的な縮小傾向にある中で、ベンダー各社が実施した価格政策が一定の効果を上げた結果とみられている。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、第1位のベンダーが47.9%、2位が39.2%、3位が9.0%、4位が3.2%で、上位4社で国内市場の99.3%を占めた。前四半期比では、上位2ベンダーが伸び、3位はやや減少、4位は規模では少ないながら約2倍の台数を記録した。

インクジェットプリンタ/MFP
(出典:IDC Japan)

 8〜9月に主要ベンダーから新製品の発表があったが、一部のベンダーで新機種数を例年の約半数に絞る動きや、宣伝広告の抑制が見られた。一方、家庭や女性ユーザー向けにデザイン性を高めた機種や、スマホの写真撮影アプリとの連携機能を高めた機種を発売するベンダーの動きが見られた。これらは価格政策からの脱却を図ろうとするベンダーの姿勢の表れであり、この施策転換の動きの成否が今後のインクジェット製品市場を左右する可能性があるとみられている。

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