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ストレージの利用状況(2015年)/前編:IT担当者300人に聞きました(2/2 ページ)
300人を対象に「ストレージの利用状況」を調査。前編では「重視するポイント」や「利用用途」などが明らかになった。
最重視するポイントは運用面、操作面よりも?
次に、オンラインストレージやクラウドストレージを使用する際の重視するポイントを尋ねた。その結果、1位は「導入後の保守、サポート費用」で46.7%、2位は「導入時の初期費用」で42.2%、3位は「ファイル操作権限の詳細設定」で31.9%、4位は「ActiveDirectoryやLDAPとの認証管理連携」で28.9%、5位は「多数アカウントの一括管理」で27.4%と続いた。
この結果から「運用面」や「操作面」よりも「コスト面」を重視する傾向が分かった。現在では無料で利用できるストレージサービス増える一方で、無料サービスには第一章に挙げられた「データ量の制限」がつきまとう。そのような背景から、コスト面を重要視される傾向にあると本調査で明らかになった。
社内共有ディスクの利用者が企業が5割以上、BCP対策にもストレージを活用
続いて、オンラインストレージやクラウドストレージを利用(検討)中と回答した人に「利用用途」について聞いたところ、1位が「共有ディスクとして利用(社内)」で53.7%、2位が「電子メールサーバ」で37.5%、3位が「バックアップデータの保存先」で25.0%、同率4位は「事業継続(BCP)/災害復旧(DR)対策」「共有ディスクとして利用(社外)」で19.9%であった(図2)。
今回は、オンラインストレージやクラウドストレージを利用しない理由や重視ポイント、利用用途を聞くことで状況を明らかにした。後編では、ストレージ全般の導入内容、導入における満足度、そしてフラッシュストレージの導入状況などを紹介する。
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