調査リポート
「レーザーMFP」シェア(2015年第3四半期):シェア情報アーカイブ
2015年第3四半期は前年同期比1.2%減の18万台だった同市場。カラーレーザーは同比2.7%増の中、占有率1位獲得ベンダーとは?
IDC Japanの調べによれば、プリンタ、複写、スキャナなどの機能を備えたレーザーMFPの2015年第3四半期(7〜9月期)国内出荷台数は、前年同期比1.2%減の18万台となった。その内、カラーレーザーMFPは同比2.7%増の13万8000台、モノクロレーザーMFPは同比12.0%減の4万2000台であった。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位が24.7%、2位が20.5%、3位が20.1%と、大きなシェアを維持している。更に4位の9.3%、5位の8.3%、6位の6.0%、7位の4.5%を合わせた上位7社で、国内レーザーMFP市場の90%以上のシェアを占めている。
2015年第3四半期は、6000台程度と推測される大手コンビニエンスストアチェーンのA3カラーレーザーMFPの置き換えを行う大型案件という特殊要因がありながら、前年同期比で若干の減少となった。マイナンバー制度への対応など、一般企業の投資意欲がレーザーMFP以外の分野に移っていたために当該製品のリプレース需要全体に影響が表れたものとみられている。
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