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IoTデバイスとスマホ連携をプログラムレスにする「Linking」とは?5分で分かる最新キーワード解説(1/4 ページ)

スマートフォンとBLE対応IoTデバイスとの連携をシンプルにする新プラットフォームが登場。日常生活にIoTがやって来る日も近い。

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 今回のテーマは、スマートフォンとBluetooth Low Energy対応IoTデバイスとの連携をシンプルにするプラットフォーム「Linking」だ。NTTドコモが開発し、無償で公開する、商用利用も含めて誰でも自由に使えるプラットフォームは、マルチベンダーのデバイスとサービスを思いのままに組み合わせてコスト最適に日常生活に取り入れる土台になりそうだ。

 現在11社が参加する「Project Linking」では、GUIを用いてプログラムを手打ちする必要をなくした連携機能開発ツールの提供も計画しており、IoT製品やサービスの開発のハードルをグッと下げ、IoT普及に拍車を掛けるきっかけになるかもしれない。

「Project Linking(プロジェクトリンキング)」って何?

 「Linking」はスマートデバイスのアプリケーションと、Bluetooth Low Energy(BLE)対応のIoTデバイスを連携させるために、NTTドコモが開発し、無償提供しているプラットフォームだ。API仕様書およびSDKが公開されている。

 このプラットフォームを利用してIoTを日常的なものにしようと、複数のデバイス開発会社とサービス開発会社(現在計11社)が協力してB to BおよびB to Cサービスを展開しようとしているのが「Project Linking」だ。

 「Linking」は図1に示すように、さまざまなベンダーの各種IoTデバイスと、やはりマルチベンダーのサービス(アプリ)との間をスマートフォン(iOS 9、Android 4.4以降)上でとり持つ役割を果たす。

Linking
図1 「Linking」のあらまし(資料提供:NTTドコモ)
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