悪徳業者にだまされないための「データ復旧ソリューション」選びのポイントは?:IT導入完全ガイド(2/4 ページ)
重要データの消失、破損に“最後の切り札”となるデータ復元サービス。ただし、こんな業者には要注意だ。二度とデータは戻ってこないかもしれない。
データ復元サービス業者に復元作業を依頼
一方、データの「物理破損」、すなわちディスク装置が物理的に破損したり、動作の不具合を起こしたりすることによってデータが参照できなくなった場合には、専門業者に作業を委託するほかない。ほとんどのデータ復元サービス業者では、ソフトウェア製品を使った論理破損への対応も行っており、ワンストップであらゆるケースのデータ復元に対応する。
もちろん論理破損と同様、物理破損の場合も全てのケースにおいて100%の復元を保証するものではなく、復元の可否は破損そのもののレベルやその後の状態保全の状況による。従って多くの業者では以下のような手順を踏んで、あらかじめ復元を希望するデータの復元可否を初期診断した後に、本格的な復元作業に着手するフローを採用している。
(1)問い合わせ
データ破損の状況、媒体種別、復元を希望するファイルの種別などの情報を業者に伝え、復元作業の可否や大まかな費用体系などについて確認する。
(2)メディアの持込(もしくは送付)
問題が生じたメディアを業者に直接持ち込むか、郵送で送付する。
(3)初期診断、見積もり
業者側でメディアの状態を調べ、データ復元の可否や作業期間、費用の見積もりなどを行う。この時点で「データ復元不可」と判断された場合は、メディアが返却される。
(4)データ復元作業
業者側から復旧可能なデータの一覧が提示され、その内容に合意した後に復旧作業が実施される。
(5)復元データ納品
復元されたデータが、別のメディアに格納された形で納品される。
ここで気を付けるべきは、データ復元サービスは問題が生じたメディアからデータを復元することが目的であり、メディア装置そのものを修理するサービスではないという点だ。HDDをはじめとする記憶媒体装置は消耗品であることをきちんと認識し、深刻な問題が生じた時点でその再利用は基本的に諦めた方がいいだろう。
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