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ビジネスでのモバイル活用と管理状況(2016年)/後編IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)

キーマンズネット会員568人を対象にビジネスでのモバイル活用と管理状況について調査を実施した。モバイル管理ツールの認知度や導入状況が明らかになった。

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MDM、EMMとも導入はクラウド志向に

 次に、先ほど聞いたMDM、MAM、MCMの機能を集約した「EMM(エンタープライズモバイル管理)」についてどの程度知っているかを聞いた。

 その結果、「詳しく知っている」が4.0%、「大体知っている」が39.6%、「知らない」が56.5%であった。この結果をMDMと比べると、「詳しく知っている」が7.6ポイント、「大体知っている」が9.3ポイント低く、「知らない」が17.1ポイント高くなっている。

 さらに、EMMの導入状況を聞いてみたところ、「既に導入済みである」が19.7%、「導入を検討している」が19.0%、「必要性を感じない」が61.3%となっており、MDMと比べてみると「既に導入済みである」が11.6ポイント低く、「導入を検討している」がほぼ同割合、「必要性を感じない」が12.0ポイント高くなっている。

 MDMに比べて認知度が低い割には、「導入済み」と「導入を検討している」の回答率がそれほど低くない。EMMは認知度が高まってくるとMDM以上に導入が進む可能性もありそうだ。

 加えて、「EMMの導入形態(導入済み)」についても聞いてみたところ、「クラウド(SaaS)」が46.3%、「オンプレミス」が38.8%であった(図3)。ところが、これが「EMMの導入形態(導入予定)」となると、「クラウド(SaaS)」が55.9%、「オンプレミス」が16.9%となって両者の差が大きくなる。この点については、MDMの導入形態も同様の傾向を示している。今後もMDM、EMMともにオンプレミスからクラウドへという流れが一層進みそうだ。

EMMの導入形態(導入済み・導入予定)
図3 EMMの導入形態(導入済み・導入予定)

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