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Excelの利用状況(2016年)/後編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員444人を対象にアンケート調査を実施した。Excel利用に課題を感じていた企業はどのような解決策を模索したのか。
約4分の1が、何らかの理由でExcelから他のツールへ移行したことあり
次に「過去にExcelで行っていた業務を他のツールに置き換えたことはあるか」を聞いた。
その結果、「置き換えたことはない」が74.2%、「置き換えた」が22.6%、「置き換えたが機能せずExcelに戻った」が2.7%だった。約4分の1の回答者が、何らかの理由でExcelから他のツールへ移行したことがあるということだ。
続けて「Excelで行っていた業務を移行したツールは何か」を選んでもらったところ、「自社で独自開発したツール」が33.7%で最も多く、以下、「プロジェクト管理ツール(23.5%)」「帳票作成ツール(18.4%)」「BIツール(17.3%)」の順となり、「CRM」や「SFA」は10%に満たない結果となった。
そこで、置き換えたツールが具体的に何だったのかフリーコメントで聞いてみたところ、「Microsoft Access」が最も多く、フリーコメント回答数の4割ほどに上った。「Access」以外の回答としては、「見積書、注文書、納品書作成を販売管理パッケージのツールに置き換えた」「グループウェアのカスタムアプリに移行した」「ETLツールでVBA部分を軽減しようとしている」「Open OfficeおよびIGOR」「Excel帳票を使って紙で処理していたものをWeb入力のワークフローへ変更した」といった声が聞かれた。
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