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「インクジェットプリンタ/複合機」シェア(2016年第2四半期)シェア情報アーカイブ

2016年第2四半期は、前年同期比19.3%減で過去最低を記録した同市場。43.2%の占有率を獲得した1位ベンダーとは? シェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2016年第2四半期(4〜6月)の最大用紙サイズA4判以上のインクジェット製品の国内総出荷台数は、前年同期比19.3%減の77万4000台で第2四半期として過去最低を記録した。四半期別の前年同期比成長率は、消費増税前の駆け込み需要があった2014年第1四半期を除き、2013年第1四半期以降マイナスが続く。

 総出荷台数の内訳は、プリンタ(単機能製品)が前年同期比7.1%減の13万2000台、MFP(複合機)が同比21.4%減の64万2000台で、MFPの比率は同比2.2ポイント減の83.0%であった。

 ベンダー別の市場占有率を見ると、1位のベンダーが前年同期から1.2ポイントシェアを伸ばし43.2%、2位が42.3%であった。3位は12.2%、4位が1.3%と、上位4社で当該市場の約99%に達している。

 今期の落ち込みはMFPで特に顕著で、出荷量の維持に有効だったキャッシュバックキャンペーンの効果が薄れてきた可能性が高いとしている。前四半期に発売されて約1万台を出荷した大容量インクタンク搭載機種は、当期も同水準の出荷台数を記録したものの、台数規模はまだ小さく市場全体の縮小傾向を押しとどめるには至らなかったとみられる。家庭用MFPを中心に、大手ベンダーが数年ぶりに行った大規模なモデルチェンジの成果が、第3四半期(7〜9月)以降の出荷にどう表れるか注目される。

「インクジェットプリンタ/複合機」シェア(2016年度)
(出典:IDC Japa)

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