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「サーバ」シェア(2016年第2四半期)シェア情報アーカイブ

2016年第2四半期の出荷額は前年同期比20%減だった同市場。平均単価の下落が出荷額減少の要因として挙げられる中、1位ベンダーは? シェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2016年第2四半期(4〜6月)の国内サーバ出荷額は前年同期比20.0%減の974億円で、出荷台数は同比10.0%減の11万2000台であった。

 前期に続き、全ての製品分野で出荷額と出荷台数が前年同期と比べて減少した。前年同期は、銀行向けのメインフレームやHPC専用機による大型案件があり、今期はこれらの案件を補う案件がなかったことと、x86サーバの低迷のためとされる。

 x86サーバは、出荷額が前年同期比11.4%減と、2009年第3四半期(7〜9月)以来27四半期振りに10%超の減少となった。出荷台数の減少に加え、平均単価の下落が出荷額減少の要因として挙げられている。平均単価の低い個別設計サーバの出荷台数が前年同期に比べ5.8%増加し、市場全体の平均単価を押し下げ、この10年来では初めて前期に比べ10%超下落した。

 ベンダー別の市場占有率(出荷額ベース)を見ると、1位は22.6%と前期に続き首位、2位は18.5%だが、いずれも前年同期の大型案件の反動でマイナス成長となる。3位は13.0%、4位が12.1%、5位は9.8%、6位は5.8%で、いずれも2桁のマイナス成長だった。

 個別設計サーバを除いた出荷台数は、9四半期連続で前年同期と比べて減少している。売り上げを維持するためには1台あたりの売り上げを増やす必要があり、高付加価値製品の開発に加え、より積極的なオプションの追加など、平均単価の上昇につながる取り組みが求められる。

「サーバ」シェア(2016年度)
(出典:IDC Japan)

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