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何ペタまで自力でバックアップするつもり? 巨大化するファイルサーバは「自前で運用しない」IT導入完全ガイド(2/4 ページ)

止められない業務データを格納しているファイルサーバ。増える一方のデータを、どこまで自前で運用し続けられるのか? ストレージ拡張以外のファイルサーバ置き換え案を考える。

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ファイルサーバに対する8つのニーズ

 「OneOfficeクラウドファイルサーバ」の大きな特徴は、企業がファイルサーバを利用する際の各種ニーズに応える8つの機能(サービス)を提供している点だ。以降で紹介する項目は、自社で顕在化していないファイルサーバへのニーズを想定する際にも参考となるだろう。

(1)高可用・大容量ストレージ

 BroadCenterに設置された高可用・大容量ストレージを必要な時に必要な分だけ利用でき、1申し込みにつき、最小500GB〜最大40TBまで100GB単位での容量追加が可能となっている。ストレージにはフェイルオーバ機能(障害復旧)が備えられているため、高可用性を実現し、さらに、継続的な運用をサポートする。

(2)容量管理機能

 現在の使用状況を日々メールで通知する。これにより、現在の使用状況を適切に管理することが可能となる。例えば急な使用率の上昇などを日々把握できるため、スケールアップの計画にも役立てることができる。

(3)スナップショット

 万が一の場合に備えて、バックアップを取得することが可能。スナップショットは、ある時点でのストレージ内のデータをイメージとして保持できるため、誤削除や、災害、BCP対策として利用することができる。また、ファイルやディレクトリ単位でのデータ復旧にも対応している。スナップショットの保存世代数は、1世代〜30世代の範囲で選択が可能であり、必要であればスナップショットを取得しないという選択にも対応する。

(4)Active Directory連携

 Active Directory連携機能を備えており、ハードウェア情報やユーザーの属性、アクセス権限などといった、既存の情報をそのまま利用することができる。このためオンプレミスのファイルサーバから移行しても、ユーザーにとっての操作性は損なわれないことになる。

(5)アクセスログ管理機能

 アクセスログをWindowsイベントログファイル形式で提供する。ログの保存期間は、任意で設定が可能だ。

(6)ウイルスチェック機能(オプションサービス)

 ファイルアクセス時にウイルススキャンを行い、感染ファイルを検知した場合には、メールにて通知を行う。

(7)アーカイブ機能(オプションサービス)

 アクセス頻度の低いファイルを保管するファイルサーバとして利用できる。年次処理など、過去のファイルを長期間保管しておきたい場合などに有効なサービスといえる。

(8)遠隔バックアップ機能(オプションサービス)

 「OneOffice クラウドファイルサーバ」を利用している環境の全てのデータを、1日1回任意のタイミングで遠隔地にあるデータセンターへと自動バックアップを行う。バックアップ運用はサービス提供側で実施するため、余計な手間は必要ない。

堅牢(けんろう)で高セキュリティなデータセンターで信用される運用・監視

 各種機密情報を保管するファイルサーバという特性上、とりわけファシリティや運用体制にも注意を向ける必要がある。「OneOffice クラウドファイルサーバ」の基盤があるTOKAIコミュニケーションズは、強固・堅牢な自社データセンター(Broad Center)と構築からハウジング、システム運用までワンストップで提供できる体制となっている。また多様なサービスの組合せが可能である(図2)。

図2 データセンターへの入退室でのセキュリティ体制
図2 データセンターへの入退室でのセキュリティ体制(出典:TOKAIコミュニケーションズ)

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