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目的別に選びたい、ビジネスプロジェクター最新事情:IT導入完全ガイド(3/5 ページ)
会議やプレゼンテーションなどの定番デバイスとして利用されるビジネスプロジェクター。特に変わっていないように思えるが、ここ数年で着実な技術的進化を遂げている。
持ち出して使う
ビジネスプロジェクターは、天井などに固定して使用する「据え付けモデル」と、普段はしまっておいて必要に応じて設置する「可搬モデル」製品に分類できる。先に紹介したモデルの多くは、持ち運べるサイズに収められているが、専用の金具を使って天井などに据え付けることも可能になっている。
最近では、可搬モデルの中でも薄型で持ち運びやすさにを追求した製品を「モバイルモデル」「スリムモデル」として展開するメーカーもある。提案資料をノートPCやタブレットなどに入れて客先を訪問する営業スタイルが増えてきているが、その際、プロジェクターも持参するといった使い方が考えられる。
エプソン「EB-1795F」
- 明るさ:3200ルーメン(全白/カラー)
- 投映方式:3LCD方式
- 光源:214ワット UHE(水銀ランプ)
- コントラスト比:10000:1
- 解像度:フルHD(1920×1080)
- 消費電力:309ワット(ノーマル)
- 外形寸法:292×213×44ミリ
- 質量:約1.8キロ
カシオ「XJ-A257」
- 明るさ:3000ルーメン
- 投映方式:1chip DLP方式
- 光源:レーザー&LEDハイブリッド方式
- コントラスト比:1800:1
- 解像度:WXGA(1280×800)
- 消費電力:120ワット(デフォルト)
- 外形寸法:297×210×43ミリ
- 質量:約2.3キロ
ワークスタイルを変える
特殊なビジネスプロジェクターとして「インタラクティブモデル」の存在を挙げたい。これは、ホワイトボードや机上に投映した資料に「電子ペン」を使って疑似的に板書できるものだ。
機種によっては、投映資料と電子ペンで書きくわえた情報を合わせてプリンタから出力したり、USBメモリに保存したり、メールで送信したりできる。
また、遠隔地にあるインタラクティブプロジェクターをインターネット越しに共有することで、一方の拠点で書きくわえた情報が他方の拠点にも反映される機能を備えたものもあり、使い方によっては働き方改革に寄与する可能性を秘めている。
エプソン「EB-1460UT」
- 明るさ:4400ルーメン(全白/カラー)
- 投映方式:3LCD方式
- 光源:300ワット UHE(水銀ランプ)
- コントラスト比:16000:1
- 解像度:WUXGA(1920×1200)
- 消費電力:477ワット(ノーマル)
- 外形寸法:474×447×130ミリ
- 質量:約8.5キロ
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