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「スマートフォン」シェア(2016年第4四半期)シェア情報アーカイブ

2016年第4四半期のスマホ出荷台数は1割増と好調。折りたたみ式スマホのニーズが高まっている。シェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2016年第4四半期(10〜12月)のスマートフォンの国内出荷台数は前年同期比10.2%増の938万台、2016年通年(1〜12月)では前年比6.3%増の2923万台となった。2016年第3四半期(7〜9月)から従来型携帯電話の退潮が顕著となり、スマートフォンへの移行が一気に進んだ。

 2016年第4四半期のベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが53.9%、2位が14.0%、3位が8.7%で、4位が7.1%、5位が5.4%であった。2016年通年では、1位のベンダーが2015年から2.4ポイント伸長し54.8%、2位は12.6%、3位が10.4%、4位が7.6%、5位は6.1%で、第4四半期および前年と同じ顔触になった。

 性能面では成熟期に到達した日本のスマートフォン市場だが、従来型携帯電話の置き換えという市場が残されていて、これらの層の需要に対応するためのローエンド、あるいは折りたたみ式のスマートフォンのラインアップ拡充の必要性が高まる一方、AR/VRプラットフォームとしてのハイエンド端末のニーズも見込まれるという。

 また、このような状況下で国内においてもスマートフォンの多様化がさらに進む可能性は高く、ベンダーとしてはターゲットとする層を明確にした端末の仕様確定や、製品戦略の明確化の必要性はより高まるだろうと分析されている。

「スマートフォン」シェア(2016年第4四半期)
(出典:IDC Japan)

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