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セルフサービスBIを上手に使いこなすコツは?そこが知りたい!セルフサービスBI

非常に便利な「セルフサービスBI」ツールだが、使いこなすには少し工夫が必要だ。どうすればより効果的に使いこなすことができるのだろうか?今回はツールの育て方を紹介する。

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 ビジネス上の課題に対し、責任あるビジネスリーダー層には素早い意思決定が求められます。また、これまでは意思決定に長年の経験が活用されてきましたが、変化が激しい時代の意思決定に求められるのは的確なデータです。しかし、これまでは大量のデータを分析して課題解決のヒントを得たいときには、専門的で高価なツールをIT部門協力のもとで活用するしかありませんでした。

 そこで注目されているのが、自らの手で大量のデータを素早く視覚化できる「セルフサービスBI」ツールです。しかし、使いこなすまでには少し工夫が必要のようです。今回は、セルフサービスBIを使いこなすためのコツについて説明します。

まずはデータを集め、いろいろ試してみること

 セルフサービスBIは多種・大量のデータを読み込ませさまざまな切り口でデータの内容をグラフという形で視覚化することを得意としていますので、ともかくたくさんのデータを集めるのが第一歩です。そのためには、社内データのデジタル化や新たなデータの収集などといった準備も必要です。

「仮説立案」と「検証」を繰り返してみること

 幾つものデータを組み合わせた分析が得意な点も、セルフサービスBIの特徴です。仮説を立てたらすぐ検証する、そしてその結果を見て次の仮説を立てて検証。これを繰り返すことで、目的に近づけるように試しましょう。

 同じことをExcelで行うには面倒な処理が必要で工数もかかります。また、従来型のBIツールでは、専門家の助けが必要でした。分析にかかる時間とコストを最小限にできるのが、セルフサービスBIの真骨頂といえるでしょう。

日々使い、共有して意思決定のツールとして育てていくこと

 「習うより慣れろ」ではありませんが、前項で述べた通りいろいろ試すことで分析の「勘所」が身についてくるはずです。日々、当然のように使っていれば意思決定の「道具」として、使いこなすことができるようになるでしょう。

 データがそろったら、まずは「分析」する。そのようなクセがつけば、セルフサービスBIは投資以上の効果をもたらせてくれるでしょう。

共有して新たな気付きを得ること

 BIの特徴の1つに「ダッシュボード」があります。これはグラフなどを1つの画面に集約して表示するものですが、このダッシュボードによる情報の共有を通して多くの人に情報が伝わり、いろいろな気付きを得られる可能性があります。

 自分1人の視点では気付けなかった異なる切り口が期待でき、新たな分析を行われることで、よりよい課題解決法を見つけることができるようになるでしょう。

会議の場で生かすこと

 手足のようにセルフサービスBIを使えるようになれば、会議のやり方も大きく変わってきます。これまでなら「次回の会議までに調べて報告します」と答えていたグラフも、その場でデータを呼び出してグラフ化し、その場で意思決定できるようになります。結果、スピード経営にも大きく寄与するはすでず。

 たくさんのデータを用意し、分析させることで有用なビジネス意思決定の道具となるセルフサービスBI。日々使い続けることにより、意思決定のための強力なツールとして育てていきましょう。

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