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人事管理システムの導入状況(2017年)/後編IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)

キーマンズネット会員269人を対象にアンケート調査を実施した。人事管理システムの導入形態や満足度など実態が明らかになった。

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 キーマンズネットは2017年5月8〜25日にわたり、「人事管理システムの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数269件)。回答者のうち、情報システム部門(導入・検討や運用に関わる立場)は35.7%だった。

 後編では人事管理システムの「導入状況」や「導入形態」「満足度」などから、人事管理システムの導入状況を調査した。7割弱の企業が「導入済み」と回答も、大企業と中小企業に大きな差があることなどが見てとれた。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

7割弱の企業が人事管理システムを「導入済み」

 はじめに「人事管理システムの導入状況」について尋ねたところ、「既に導入済み(追加・リプレース予定あり)」が9.7%、「既に導入済み(追加・リプレース予定なし検討あり)」が58.0%、「新規で導入を検討している」が3.7%、「必要性を感じるが導入は検討していない」が13.4%、「必要性を感じない」が11.9%だった(図1-1)。

 まとめると全体では67.7%が「導入済み」で、13.4%が「検討中」となり、これを従業員規模別に見てみると、1001人以上の大企業で87.0%が導入済みであるのに対し100人以下の中小企業では21.9%と約4分の1の導入率にとどまる結果となった。

 それでも「必要性を感じない」の38.2%に対して「必要性を感じるが導入は検討していない」が32.7%と肉薄しているところを見れば、中小企業においても一定のニーズがあることが分かる。

 導入形態では「自社開発」が41.2%と最も多く、「ERPパッケージの機能」が26.4%と続く。「人事管理専用のSaaS」12.1%、「クラウドERPの機能(SaaS)」6.6%とSaaS型で提供される人事管理サービスの利用も2割弱の企業で見られた。

導入状況/導入形
図1 導入状況/導入形態

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