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「レーザープリンタ」シェア(2016年)シェア情報アーカイブ

2016年のレーザープリンタ市場は前年比6.5%減と縮小傾向にあった。シェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2016年のレーザープリンタ/MFP(複合機)の出荷台数は前年比6.5%減の143万8000台だった。単機能製品は10.4%減の71万6000台、MFPは2.1%減の72万2000台となった。

 単機能製品市場では、カラーが13.9%減の20万8000台、モノクロが8.9%減の50万8000台となった。この背景には、ベンダーによる利益率の低い低価格製品の出荷停止や抑制があった。今後、MFP化や高速機への集約化によって、減少傾向は継続するとみられている。

 MFP市場は、カラーが2.8%減の53万台、モノクロが0.3%減の19万1000台であった。カラーレーザーMFPは、2015年にあった大手コンビニチェーンのリプレース案件の影響を除くと、2年連続で52万6000台の出荷数を維持していて、今後は緩やかな増加傾向を示すものと考えられている。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが25.8%、2位が20.9%、3位が14.6%と上位3社で60%以上を維持。さらに4位以降、7.4%、5.4%、4.5%、4.3%と続き、上位7社で80%以上のシェアを占めている。

 当該市場は既に成熟し、出荷台数を維持していくためには、顧客、特に中堅中小企業の状況変化を見逃さずに、セキュリティやワークフローなどを含めた新たな価値を提案し、リプレースに結び付けていく必要がある。

「レーザープリンタ」シェア(2016年)
(出典:IDC Japan)

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