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「AR/VRヘッドセット」シェア(2016年第4四半期)シェア情報アーカイブ

2016年のAR/VRヘッドセットの国内出荷台数は11万7000台。立ちあがったばかりの同市場。シェア情報を紹介する。

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 IDC Japanの調べによれば、2016年のAR/VRヘッドセットの国内出荷台数は11万7000台で、そのうちARヘッドセットが約7000台、VRヘッドセットが約11万台であった。

 当該製品は、ゲームやコンテンツを楽しむコンシューマーだけでなく、さまざまな業界のエンタープライズユーザーにも利用されている。デバイスメーカーやプラットフォームアグリゲーター、コンテンツプロバイダー、デベロッパーが取り組むべき、多様な側面を持つ市場として立ち上がるだろうと予想される。

 ARヘッドセットは、要求されるハードウェアの水準が高度なことから高コストになることが予想される。このため、ARのエコシステムが社会に広く受け容れられるのは数年先と考えるのが妥当だ。

 ベンダー別の2016年VRヘッドセット市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、第4四半期(10〜12月)では、1位のベンダーが91.3%で、2位が5.5%、3位1.7%、4位1.5%。通年では、1位が73.7%で、2位は13.5%、3位が10.1%で4位が2.6%であった。

 専用機ではなくビュワーを用いたスマートフォンによるVR事例も拡大しつつある。最初のVR体験デバイスの主流がスマートフォンとなった場合、スマートフォンがVR市場のイニシアチブを握る可能性は否定できない。コンテンツパブリッシャー各社はどのデバイスがAR/VR市場で決定的なイニシアチブを握るのか、動向を注意深く見守る必要がある。

「AR/VRヘッドセット」シェア(2016年第4四半期)
(出典:IDC Japan)

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