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WAN高速化ツールの導入状況(2017年)/後編IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)

キーマンズネット会員222人にアンケート調査を実施した。ネットワーク管理上の課題やSD-WANの認知度など実態が明らかになった。

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SD-WAN「分からない」が過半数

 SD-WANをうたう製品には、さまざまなアプローチのものが含まれるが、基本的にはハードウェアで構築されたネットワーク上に仮想的なネットワークを構築してソフトウェアで統合管理を行う。

 物理的なネットワーク構成とは別に、ソフトウェアでさまざまな設定が可能になっており、国内外の拠点を問わず、ネットワーク環境や端末の設定を一元管理したり、通信の高度な最適化を自動で行うなどの、ネットワーク運用管理を効率化する機能を提供するものも多い。

 先に挙げたネットワーク管理の課題を解消する機能を持つものもあるが、比較的新しい技術であるため、認知度は高くない可能性がある。そこで、今回は「SD-WANに対して興味はあるか」を尋ねた。

 その結果「分からない、興味がない」が54.1%と過半数。次いで「興味はあるが詳しくは知らない」が34.2%、「興味があり、具体的な調査中である」が7.2%、「興味があり、導入を検討している」が2.7%、「興味があり、担当部門に提案している」が2.3%と続いた(図1)。

SD-WANへの興味・関心度
図1 SD-WANへの興味・関心

 まとめると、SD-WANに「興味がある」とする回答者は全体の46.4%存在することが分かった。ただし「興味がある」とした回答者のうち、具体的に情報を収集したり提案したりといった活動ができているのは、12.2%にとどまっており、「興味はあるが、詳しくは知らない」という回答者がほとんどだ。

 また「SD-WANが分からない、興味がない」が過半数であったことから、まだ、SD-WANそのものの認知度合いが不十分であることが推察できる。

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