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3D地図でゴルフコースは俺のもの? IoT分野でも活用(1/2 ページ)
NTTデータは8月31日、AW3Dの技術を使ったサービスの一環として「高精細3D都市データ」を9月1日より販売する。ゴルフ観戦にもこの技術が活用できる。
ゴルフの観戦が360度変わるかもしれない。ゴルフ観戦といえばテレビが主流。画面越しに観戦する従来の方法では、芝生の起伏や、ボールの軌跡をしっかりと捉えることができなかった。そうではなく、コース全体を鳥瞰(ちょうかん)する視点から、選手の位置や選手間のドライバー飛距離比較、成績表をリアルタイムに見ることができるようになった。
これは、NTTデータが開発したARアプリケーションによって可能になる。図1、2は、全英オープンゴルフ(7月20日〜23日開催)の試合を再現した様子だ。ARヘッドセットをかけた者の眼下には、試合が行われたロイヤルバークデールゴルフクラブが広がり、スコアボード、プレイヤー情報、ボールの弾道データが表示される。
具体的には、NTTデータ独自の技術「全世界デジタル3D地図提供サービス(以下、AW3D)」でゴルフコースを再現し、そこに拡張現実(AR)技術を掛け合わせることで実現しているという。
「AW3Dを使うことによって、解像度が数十センチにまで上がっている」と話すのは、NTTデータ第一公共事業本部e-コミュニティー事業部課長 筒井健氏。8月31日の記者発表会では、AW3Dの技術を使ったサービスの一環として「高精細3D都市データ」を9月1日より販売すると発表し、その仕組みと活用シーンを紹介した。
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