IDC Japanの調べによれば、2017年第2四半期(4〜6月)の国内AR/VRヘッドセットの出荷台数は、前四半期(1〜3月)から1万台増の6万3000台となり、堅調な出荷が続いている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが82.3%で、2位が7.5%、3位は2.8%、4位が2.7%で、5位は2.5%となっている。
スマートフォンに装着することで簡易的なVRが体験できるスクリーンレスタイプなど、多くのヘッドセットが安定的に出荷され続けており、国内における当該市場は一応の展望が開けてきたとみられる。従前からの課題として消費者レベルでのAR/VR体験者数を増やすことが挙げられ、ゲーム以外でのキラーコンテンツが多様なプラットフォームで展開されることが望まれている。
世界的にも、VR市場の成長は投資額の面で比較的低迷しているものの、エンドユーザー教育分野での必要性は高く、消費者が購入前に試用できる機会の提供が大部分の企業が直面している重要な課題とされている。
消費者向けのARヘッドセット市場は、消費者がARをスマートフォン上で体験しているため本格的な立ち上がりには至っていない。2017年暮れから2018年初頭にかけて、新しいARアプリが多数登場し、それが最終的に消費者向けのARメガネの登場につながると期待されるが、まだ当分の間は手頃な価格帯かつ十分な出荷量には至らないとみられる。
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