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画面で理解、ハイパーコンバージドインフラストラクチャの実力:IT導入完全ガイド(1/5 ページ)
HCI導入の大きなメリットに挙げられるのが、シンプルな環境設定や柔軟な拡張性。どの程度簡単に行えるのか、実際の画面を追いかけながら利便性を検証する。
サーバ市場で出荷を伸ばすハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)は、従来型の3Tier構成に比べてさまざまなメリットがある。今回は、統合管理ツールによって初期の設定やノード追加など、インフラ運用にまつわる環境整備において大きなメリットがあるHCIについて、実際の画面を見ながら、利便性の高さを検証する。SANスイッチや共有ストレージがもたらす複雑な運用から解放されるHCIの実力をみていこう。
初期セットアップへのアプローチ
まずは、HCIに電源を投入し、管理環境を構築するための流れについてみていこう。ここでは、VMware vSphere環境を統合管理するためのプラットフォームである「VMware vCenter Server」を構築するまでの流れについて。実際の画面は、EMCが提供する「VxRail」だ。

図3 VxRailの設定方法選択画面。VxRailの設定方法が選択できる。手動で行う「ステップバイステップ」か、事前に作成したJSON形式のファイルをアップロードする「構成ファイル」が選択可能。今回は「ステップバイステップ」を選択した。

図4 ホスト名などの設定画面。システムとして必要なNTPサーバのIPアドレスをはじめ、ホスト名やネットワークアドレス、ESXiのパスワード、管理時に利用するvCenter ServerやVxRail Managerの情報、vMotion先の設定、VMwareが提供するSDS(Software Defined Storage)ツール「Virtual SAN(以下、VSAN)」の情報、VLANネットワーク情報などを設定した。
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