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レノボ、ワークスタイル別の「ThinkPad」新シリーズを発表イベントレポートアーカイブ(1/6 ページ)

ThinkPadの新シリーズ14製品が登場した。レノボ・ジャパンの新しい会議システム「ThinkSmart Hub 500」もお披露目された。それぞれの特徴を一覧で紹介する。

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 レノボ・ジャパンは2018年2月1日、「ThinkPad」シリーズの最新ラインアップ14モデルと、シンプル操作のオンライン会議システム「ThinkSmart Hub 500」を発表した。

留目真伸社長
レノボ・ジャパン 留目真伸社長

 発表会には、同社の代表取締役社長 留目真伸氏が登壇。同氏は米沢工場での国内生産と大和研究所での研究開発、そして群馬事業所での保守サービスなどがうまくかみあったことなどから、2017年第3四半期において、法人向けモバイルPCの出荷台数が前年比4倍を達成したと発表した。法人向けPC市場が前年比1.5倍で成長している中でも、同社が「主要ベンダー6社中最大の伸び率を果たした」(留目氏)とその好調さを強調した。

 さらに留目氏は、今回の発表のキーワードでもある「働き方改革」について言及。「ビジネスの在り方が変化していく中、時短業務やテレワークといった型にはまった働き方を押しつけるのは“働かせ方改革”だ。社員がそれぞれのプロジェクトに関わる中で、自分自身で課題を解決していくことがその本質であり、それこそが“働き方改革”である」といった趣旨の発言を展開。

 さらに「企業における働き方が“プロジェクト型”“共創型”の働き方へと変化していき、企業内と企業外の壁がなくなっていく。社内に閉じこもるだけの働き方から、社外へ出て個人が活動する必要性はより高くなる」(留目氏)と続けた。

 そして、働き方改革の広がりとともに、モバイルPCに求められる“機能の多様化”が進んでいることを指摘。そのために同社はモバイルPCが利用されるシーンを「モバイルワーカー」「フィールドワーカー」「ハイブリッドテレワーカー」「インターナルワーカー」の4つに分類し、それぞれの働き方に最適な新製品をラインアップして働き方改革をサポートする。

 今回発表されたThinkpadシリーズとThinkSmart Hub 500は、これら4つのカテゴリーに分類されており、それぞれの用途に合った特徴を有している。

ワークスタイルに準じてカテゴライズされた新ThinkPad登場

吉原敦子氏
レノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 プロダクトマネージャー 吉原敦子氏

 続いて、同社コマーシャル製品事業部 プロダクトマネージャーの吉原敦子氏が登壇し、新ThinkPadシリーズを紹介した。

 今回のThinkPad新ラインアップに共通する大きな特徴は、次世代インタフェースUSB Type-Cポートを全てのモデルの電源コネクタに採用したところだ。また、テレワークにおける利便性を考慮してLTE対応モデルを各ラインアップで拡充。さらに、電話会議中でのプライバシー保護やセキュリティ対策に効果を発揮する物理的なカメラカバー「ThinkShutter」を新たに採用。全般的に働き方改革を見据えた展開となっている。

 さらに、Adobe RGBカバー率100%を実現する「HD400準拠」の液晶パネルを搭載し、デザイナーやカメラマンといったプロクリエイターのニーズにも応えられる色再現性を提供するモデルもラインアップに加わっている。

新ThinkPadシリーズの進化点
新ThinkPadシリーズの進化点

 留目氏が述べたように、今回の新モデルは、ワークスタイル別の4つのカテゴリーに分類されている。各製品の特徴は下図の通りだ。

レノボが提唱する4つのワークスタイル
レノボが提唱する4つのワークスタイル
ワークスタイルごとにカテゴライズされたThinkPadシリーズ
ワークスタイルごとにカテゴライズされたThinkPadシリーズ

 まず、今回新たに製品カテゴリーに加わったオンライン会議システムThinkSmart Hub 500から、その特徴を見ていこう。

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