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脱Excelニーズは満たされるか? 「業務アプリ開発プラットフォーム」の選び方と注意点:IT導入完全ガイド(2/5 ページ)
Excelをフル活用中の企業は、マクロの改修や共有に課題を抱えている。解決法に業務アプリ開発プラットフォームが挙げられるが、どのようにExcelから移行できるのか。
進捗管理表として使いたいときは
2017年3月創業のインプリムの「プリザンター」はオープンソースである点で特異だが、ITプロマネ経験豊富な経営陣が開発したオープンソースツールであり、プロジェクト管理のユースケースに強い特徴が目立つ。
下図に示すように単にガントチャートなどの描画ツールではなく、報告に基づいて進捗状況がリソース稼働状況もひも付けて管理できるアプリが作成できる。このテンプレートの場合はスケジュールの予実管理可能なバーンダウンチャートやカンバン方式による管理などの機能も備えており、分析・改善の指標を含めた可視化ができる。
すぐに使えるテンプレートやサンプルが入手できるので、そのカスタマイズによりごく短時間で開発できるのが、この種ツールの特徴の1つ。つまり、テンプレートやサンプルの豊富さや、自社の業務チームにフィットするものがどれだけあるかをチェックすることが重要なポイントになるだろう。
ちなみにプリザンターはWeb画面の生成に独自フレームワークを用いていて、レスポンスが非常に高速だ。ダウンロード版は無償、クラウド版も3人まで無償で使えるのもユニークである。
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