調査リポート
「PC」シェア(2017年第4四半期):シェア情報アーカイブ
2017年第4四半期のPCの出荷台数は前年同期比3.7%増だった。法人向けもWin 10移行で台数が増えている。シェア1位のベンダーは?
IDC Japanの調べによれば、2017年第4四半期(10〜12月)の、国内のデスクトップPC、ポータブルPC、ワークステーションを含むトラディショナルPCの出荷台数は、前年同期比3.7%増の269万台で、そのうち法人市場は同比11.6%増の166万台であった。
2017年に入ってからの法人市場拡大は、2013年から2014年の前半に大量に購入されたPCの買い替えと、2020年1月(予定)のWindows 7の延長サポート終了を見据えたWindows 10搭載PCへの買い替えの動きが背景にあるとしている。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーは25.3%で法人の伸びが家庭市場をカバーした。2位は18.2%、3位は12.8%で、ともに法人と家庭の両市場で好調。4位は12.2%で、5位が8.4%であった。
2017年通年の出荷台数は前年比4.1%増の1099万台で、そのうち法人市場は同比5.3%増の672万台であった。ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位のベンダーが24.2%、2位が16.7%で、3位は13.3%、4位が13.1%で、5位は9.8%であった。1、2位は若干シェアを落としながらも順位を維持、3、4位はともに前年に引き続きシェアを伸ばした。
今後、法人市場は2018年前半からWindows 10への移行が顕在化するとみられ、2019年末まで高成長が期待できるとしている。
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