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「外付型ストレージ」シェア(2017年第4四半期)シェア情報アーカイブ

フラッシュストレージへの移行が顕著となった外付型ストレージ市場。シェア1位の国内ベンダーとは?

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 IDC Japanの調べによれば、2017年第4四半期(10〜12月)の外付型エンタープライズストレージの国内支出額(ベンダー売上額にマージンを加算した額)は、前年同期比0.7%増の427億8000万円となった。また、2017年通年では前年比5.5%減の1729億8000万円であった。

 そのうちメインフレーム向けは、新規需要を取り込めないことなどから前年比10.4%減の218億2700万円と前年に続きマイナス成長となった。一方、オープンシステム向けは同比4.7%減の1511億5300万円であった。ハイエンドは大幅プラス成長となったが、ミッドレンジ、ローエンドの2桁マイナスが影響した。

 前年に続きHDDからフラッシュへ搭載メディアの移行が進んだ。オールフラッシュアレイ(AFA)の支出額は318億3800万円で前年比88.9%増、ハイブリッドフラッシュアレイ(HFA)は553億3700万円で同比11.6%減、オールHDDアレイは858億500万円で同比17.2%減で、支出額に占めるAFAの割合は前年の倍の18.4%となった。

 ベンダー別の市場占有率(マージンを含まない売上額ベース、通年)を見ると、1位のベンダーが19.3%、2位が17.4%、3位が11.1%、4位が10.6%、5位が8.8%となっている。

「外付型ストレージ」シェア(2017年第4四半期)
(出典:IDC Japan)

 AFAは前年を上回る成長率にもかかわらず、支出額は全体の2割未満となった。ベンダーは、ニーズの細分化に対応した多様な支出モデルでの展開やデータマネジメントに取り組むことで採用の検討を適切に促していくべきとされている。

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