AIが名刺管理ツールで人を“マッチング” Sansanのとがった新機能:イベントレポートアーカイブ(3/3 ページ)
名刺管理ツールの「Sanan」に新機能が追加された。AI技術によって出会うべき人をレコメンドする「スマートレコメンデーション」他、斬新でかゆいところに手が届く機能を発表。企業のイノベーションと働き方の革新を後押しするという。
Sansan Labs
DSOCでは、名刺活用に関する20以上の新プロジェクトが日々進行しているという。Sansan導入企業は「Sansan Labs(ラボ)」において、そのプロジェクトで生まれた機能のうち、β版として提供されているものを幾つか利用できる。具体的には、ホーム画面から「Sansan Labs」専用ページにジャンプし、β版で提供されている機能を使用できる。また利用した機能に対してのフィードバックを送ることもできるという。そのフィードバックを元に、DSOCではさらに機能開発を進め、新機能として搭載させるという循環が生まれる。Sansan Labsでは現在、以下の機能が利用可能となっている。
- 人を知り他人を知り企業を知る (β)
名刺保有情報を「その人の人脈における強み」とし、自分や同僚の「強み」をキーワードで可視化。強みの変遷も見ることができる。
- 企業間距離の変遷 (β)
名刺交換情報から、自社と関係の深くなっている企業をリストアップして表示する。
- バーチャル組織図 (β)
名刺交換履歴を基に、それぞれの社員が接点のある企業を分析し、組織編成と戦略策定に活用可能な「部署を横断した組織図」を策定する。
- 社内キーパーソンを探せ (β)
顧客企業との関係拡大に貢献した社員を名刺交換枚数の推移から分析する。
富岡氏によれば「今後は国内外の大学や研究機関と連携して『Sansan University』という、名刺情報をベースにした人と人、企業と企業のつながりの研究を行う」とのこと。今回発表された5つの新機能にとどまらず、さらなる新機能の開発に期待が持てそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.