調査リポート
「ウェアラブルデバイス」シェア(2017年第4四半期):シェア情報アーカイブ
2017年第4四半期は、7期ぶりに前年同期比でプラスに転じたウェアラブルデバイス市場。新規参入ベンダーとは?
IDC Japanの調べによれば、ウェアラブルデバイスの国内出荷台数は、2017年第4四半期(10〜12月)が前年同期比3.8%増の24万2000台、2017年通年では前年比20.8%減の73万7000台であった。四半期ごとの前年同期比で増加に転じたのは2016年第1四半期以来となる。
ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、2017年第4四半期1位のベンダーは29.0%で、出荷台数が前年同期比75.7%増であった。2位は28.5%で同比243.7%増、3位は13.9%で同比23.6%減、4位が6.3%で同比26.8%減、5位は4.3%で同比24.7%減となった。
2017年通年では、1位のベンダーが25.4%で、出荷台数は前年比10.3%増であった。2位は20.3%で同比268.4%増、3位が16.4%で同比20.7%減、4位は7.8%で同比46.7%減、5位は6.1%で同比78.7%減となった。通年で第4位のベンダーが第4四半期では上位5社から脱落している。
第4四半期は腕時計型がウェアラブル市場の主役であり続けると同時に、リストバンド型も法人向けへの市場開拓が進み、市場はプラスに転じた。出荷動向を上位数社が握る状況に大きな変化はなく、特に腕時計型で強いブランド力を持つ時計メーカーの積極的参入など、市場の活性化が望まれるとしている。
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