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無線LANの導入状況(2018年)/前編IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)

キーマンズネット会員206人を対象にアンケート調査を実施した。導入率や接続するクライアント端末など無線LANの利用実態が明らかになった。

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 キーマンズネットは2018年3月9日〜4月4日にわたり、「無線LANの導入状況に関する調査」を実施した。全回答者数206人のうち「一般部門で主にユーザーとして利用する立場」(49.5%)、「情報システム部門で主に導入、検討や運用に関わる立場」(32.0%)、「顧客に販売するベンダー、SIerとしての立場」(15.0%)という内訳であった。

 今回は「無線LANの導入率」や「導入済みの無線LAN規格」「接続しているクライアント端末」に「満足度」など、企業における無線LANの導入状況を把握するための質問を展開。中小企業を中心に約7割の企業で無線LANが導入されていることなどが明らかになった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

中小企業を中心に導入進む無線LAN……約7割の企業で「導入済み」という結果に

 はじめに「無線LANの導入状況」について聞いたところ、「既に導入済みである(リプレース予定なし)」(74.8%)、「既に導入済みである(リプレース予定あり)」(10.2%)、「必要性を感じるが導入時期は未定」(6.8%)、「新規で導入を検討している」(1.9%)、「導入の予定がない、もしくは必要性を感じない」(6.3%)という結果となった(図1)。まとめると、「導入済み」(85.0%)、「検討中」(12.1%)、「導入予定なし」(13.1%)となる。企業規模別にみると1001人以上の大企業では78.9%と約8割の企業で導入されており、続いて1000人以下の中堅・中小企業でも約7割の導入率であった。また、導入企業のうち、今後、無線LANのリプレースを予定している企業は10%程度と現状維持の傾向が見られた。

 2016年2月に行った同調査「無線LANの導入状況(2016)」と比較すると、今回は、全体では「導入済み」が19.7ポイント増加し、「導入予定なし」が5.9ポイント減少している。また企業規模別にみると、100人以下の中小企業での導入率が13.1ポイント増加するが、「必要性を感じない」割合が13.6ポイント減少しており、ここ2年間で中小企業を中心に無線LANの導入が進んだことが予測される。

導入状況(2018年)
図1 導入状況(2018年)

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