特集
無線LANの導入状況(2018年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員206人を対象にアンケート調査を実施した。導入率や接続するクライアント端末など無線LANの利用実態が明らかになった。
74.3%が「満足」も、接続の不安定さや通信速度、セキュリティに不満の声集まる
最後に「導入済みの無線LAN製品に満足しているかどうか」を聞いたところ、全体では「とても満足している」(10.3%)、「やや満足している」(64.0%)、「やや不満がある」(22.3%)、「とても不満がある」(3.4%)という順で、まとめると「満足」が74.3%、「不満」が25.7%となった。
満足と回答した方のフリーコメントでは、「ゲスト用の無線環境整備」や「有線LANの障害対策」といった、使い勝手やセキュリティ対策などの面で無線LANに切り替えたことで問題解決に至ったとくみ取れる回答が得られた。一方で、不満と回答した方のフリーコメントでは「工場敷地内に建物が散在しているため」など、接続の不安定さや通信速度、セキュリティ面での問題を挙げる意見が見られた。これらの項目は、近年、ビジネスに直接影響を与えかねない重要項目となっており、前項で取り上げた11acなど最新規格を取り入れるなどの施策が問題解決への一助となるかもしれない。
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