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BoxとDropboxをリスク視点で比較したら? 画面で分かるCASBの魅力IT導入完全ガイド(6/6 ページ)

CASBは、利用状況の可視化をはじめ、脅威防御やコンプライアンス、データセキュリティなど、クラウドサービスに特化した機能を提供する。具体的な画面からCASBの機能を詳しく解説する。

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CASB業界の動向もしっかり見極める

 CASBそのものを提供するプレイヤーはいつくか存在しているが、当初は専業ベンダーとしてスタートしたものの、今ではその多くが買収されて新たなベンダーから提供されているケースが多い。大きなところでは、Symantecに買収されたElasticaやMcAfeeに買収されたSkyhigh Networksなどがあり、今や大手のCASB専業ベンダーとして残っているのはNetskopeだけの状況だ。

 クラウドサービスを利用するための重要な基盤の1つであることは間違いないが、CASB自体は次世代ファイアウォールやクラウドプロキシなど統合していく流れも十分に考えられるだろう。買収先の企業としては、CASBを既存のラインアップに加えることでポートフォリオを強化していくことになるため、CASB以外のソリューションとの連携も見ておく必要が出てくる。業界動向も踏まえながら、サービス選びを行ってほしい。

運用サービスにも注目したい

 CASBはクラウド環境で利用可能なサービスであり、初期のイングレーションは確かに必要だが、自前で運用することが可能な仕組みだ。だたし、セキュリティ専任者が設置できる企業であればいいが、実際には全て自前で運用するのは大変な企業も多い。

 そこでCASBを提供するインテグレーターでは、実際の運用サービスを提供している。このサービスを利用することで、設定や日々のアラートチェック、ヘルプデスクの設置、定期的なレポートなど、CASB運用を効率的に行うことが可能になる。リスクに対するアドバイスも含め、CASBを実際の運用に乗せる意味でも、うまく活用してみることも1つの手段だろう。

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