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AI市場は今後5年間で10倍に成長、注目分野は?
AI(人工知能)を活用したIT製品が続々と登場している。国内における2017年のコグニティブ/AIシステム市場の推定規模は、ユーザー支出額ベースで274億7600万円に達した。
AI(人工知能)を活用したIT製品が続々と登場している。近い将来、AIによる業務支援は一般化するだろう。IDC Japanの調査によれば、国内における2017年のコグニティブ/AIシステム市場の推定規模は、ユーザー支出額ベースで274億7600万円に達した。特にソフトウェアやサービスの成長が著しい。
AI市場は今後5年間で10倍に成長
IDC Japanでは、コグニティブ/AIシステムを、「自然言語処理と言語解析を使用して質問に応答し、機械学習をベースとしたリコメンデーションとディレクションを提供することで、人間の意思決定を補助/拡張する技術」と定義する。
2017年は前年のほぼ倍増となる大きな成長を遂げた。実際に、実システムへの適用やソフトウェアへのAI機能の組み込みが進んだ。2017年から2022年までの年間平均成長率(CAGR)は60.7%となり、2022年の市場規模は2947億5400万円になると予測する。
主な適用範囲について同社では、金融などでのリスク検出や分析、サービス業などでの自動顧客サービスを挙げる。
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