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第3のプラットフォーム市場、1兆円規模を超える

メインフレーム時代の「第1のプラットフォーム」、クライアントサーバ時代の「第2のプラットフォーム」の次に来る、第3のプラットフォーム向けITサービス市場が大きく成長を始めた。

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 メインフレーム時代の「第1のプラットフォーム」、クライアントサーバ時代の「第2のプラットフォーム」の次に来るものとして、調査会社のIDCは「第3のプラットフォーム」を提唱した。ここにはクラウド、ビッグデータを含むビジネスアナリティクス、モビリティ、ソーシャルという技術要素が含まれ、多くのイノベーションを生み出すというのだ。

 国内でも第3のプラットフォーム向けITサービスは急速に成長している。2017年の市場規模は、重複を含む4分野の単純積み上げ総額ながらも約1兆1671億円に達した。成長はとどまることなく5年後には4兆円を超えるものと予測される。

第3のプラットフォーム向けITサービス市場
国内第3のプラットフォーム向けITサービス市場 支出額予測、2017年〜2022年(出典:IDC Japan)

クラウド向けITサービス市場が最大勢力に

 国内における第3のプラットフォーム向けIT市場は、2017年から2022年までの年間平均成長率(CAGR)が29.5%と見込まれ、2022年には約4兆2580億円規模まで拡大する見込みだ。ただし、この数字は4分野の重複を含むため実際の支出総額は少なくなるはずだ。

 4分野のうち、最も大きい市場はクラウド向けITサービス市場だ。2017年にはビジネスアナリティクス向けITサービス市場を抜いて最大市場に踊りだした勢いもそのままに、2022年までのCAGRが40.8%という高成長を続ける。IDC Japanでは、2022年の市場規模を約2兆8204億円と予測する。

 2番手となったビジネスアナリティクス向けITサービス市場は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展とともにデータ活用に対する需要が増えることが予想できる。2022年までのCAGRは15.0%で拡大が予想される。

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