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「RPA DIGITAL WORLD 2018」展示コーナー/ロボット開発体感ルームレポート

2021年9月13日、RPA BANK はキーマンズネットに移管いたしました。
移管に関する FAQ やお問い合わせは RPA BANKをご利用いただいていた方へのお知らせ をご覧ください。

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RPA BANK

2018年7月4日に開催された「RPA DIGITAL WORLD 2018」は、同イベント過去最高の来場者数・出展社数となった。35社が出展して最新のRPA関連製品/サービス/ソリューションを紹介した展示コーナーと、13社がワークショップを展開したロボット開発体感ルームのどちらも終日賑わいを見せていた。両会場の模様をレポートする。

大盛況の展示コーナーをレポート

展示コーナーでは、真剣な眼差しで出展社の担当者に質問する来場者の姿がいたる所で見受けられた。そうしたなか3社のブースをピックアップしたい。

AI inside

AI insideの展示ブースでは、導入実績No.1のAI-OCRソリューション「DX Suite」を紹介していた。「DX Suite」は、手書き文字や罫線、読み取り時のズレ等を正しく認識する高い画像処理技術と、文章の前後関係を判定する自然言語解析の組み合わせにより、高精度なデータ化を実現している。手書きの種類の読み込みに強く、定形帳票であれば何でもデジタル化が可能であるといい、国内ナンバーワンの実績を誇る。現在アクティブユーザー数は104社で特に金融業界で広く導入されているという。

同社の担当者は、「これからは非定型帳票にも対応できるようにして、より幅広いニーズに応えていきたい」と豊富を述べた。

株式会社MAIA/デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社

株式会社MAIAとデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は、“デジタルレイバーの活用と運用の「自走化」”を可能にする「RPAオンラインラーニング」をはじめ、RPA連携機能を持ったExcel業務自動化ツール「xoBot」について展示を行っていた。デジタル・インフォメーション・テクノロジーの担当者は、「RPAはExcelの処理が苦手なことが多いですが、xoBotはそのExcelの処理に特化したソリューションで、BizRobo!をはじめあらゆるRPAツールと連携が可能です」と説明する。

またMAIAは、“「RPA」×「女性の働き方改革」”を掲げ、主婦などの女性によるRPAプログラミングの遠隔支援や、女性のためのRPAラーニングなどを展開している。

株式会社大洋システムテクノロジー

大洋システムテクノロジーの展示ブースでは、同社のコンサルティング部隊であるHYBRIDEのRPAコンサルタントが、RPAの導入と定着化のポイントや事例などを簡単に紹介する15分ほどのミニセミナーを複数回にわたって実施していた。また同社で提供している研修内容を紹介するとともに、BizRobo!の機能などについての来場者からの質問にも答えていた。

担当者はこうコメントする。「RPAを使いこなせるようになるまでの道のりはそんなに平坦なものではありません。我々はこれまで、導入したものの定着せずお困りの企業様をいくつも見てきました。弊社には定着しやすい導入のノウハウと、RPAのプロを育てる研修ソリューションがあります。BizRobo!の導入検討されているなど、お困りのことがございましたら、我々がサポートさせていただきますのでお気軽にご連絡いただければと思います。」

エキスパートによるロボット開発体感ルーム

ロボット開発体感ルームでは、各ブースでハンズオン形式でのデジタルロボットの作成体験が行われた。エキスパート(講師)による少人数でのワークショップが繰り広げられ、それぞれの講師は大型モニターを使いながら、ロボットの作成方法などをレクチャーしていた。すべてのブースの内容を見てこう。

WinActor(よくある業務編)

NTTデータでは、自動化ニーズが特に多い、SAPライブラリ・Notesライブラリ・OCRライブラリを開発し、「WinActor」のオプションとして提供しているが、このブースでは、ユーザーからの相談が多い「よくある業務」について、ライブラリ群を活用し、実際にロボットを制作する体験が行われていた。

BzRobo! Document × RPA

BizRobo!では、書類から必要情報を抽出し、Webシステムに登録する“ドキュメント処理×RPA”の処理を体験できるワークショップを実施していた。最近ニーズが急速に高まっているドキュメントRPA「Scan Robo」と、金融機関やエンタープライズにおいて抜群のシェアを誇る「Blue Prism」の両方の操作を体験できる内容となっていた。

Automation Anywhere

“【RPA】×【AI】×【BI】=デジタルワークフォース”を合言葉に、デジタルワークフォースを実現するためのプラットフォームの概要、特長および優位点についてわかりやすく紹介するとともに、実際にデジタルワークフォースによる相乗効果を体験できるワークショップが繰り広げられていた。

ここで紹介されていたのは、野良ロボットの実行を許さないRPA製品「Automation Anywhere Enterprise」、非構造化データを構造化データに変換することで自動化を推進するAI製品「IQ Bot」、ロボットのビジネス価値を分析するBI製品「Bot Insight」、自動化のコスト削減と時間の短縮を実現する世界初のロボットのマーケットプレース「Bot Store」などだ。

WinActor

NTTデータグループとの協業でサービスを提供している「WinActor」は、手軽に導入できて比較的易しく、ロボット導入のハードルを下げるツ―ルの一つとして知られる。このブースでは、WinActorはどんなことができるのかということや、RPA導入はどこからやればいいのかといった導入する際の疑問に答えるとともに、WinActorで実際にロボットを作成する際のポイントを伝え、参加者の手でロボット作成を体感してもらっていた。

BasicRobo! × xoBot!

MAIAとデジタル・インフォメーション・テクノロジーが展示ブースで紹介する「進化するRPA デジタルレイバーへ高度な役割を与える」ための武器「xoBotゾボット」を実体感できるワークショップが行われていた。ワークショップは、ユーザーがRPAを社内で自走化する際に有効利用可能なオンラインラーニング形式で実施された。

UiPath

「UiPath」の強み/特徴である「プロセスのモデル化」「フロー作成の容易性」についてわかりやすく解説されていた。よくある業務を想定した一連の処理」をデモンストレーションとして紹介することで、自社の業務に適用するイメージを持ってもらいやすい内容となっていた。

WinActor(アドバンス編)

ここでは「アドバンス編」として、「WinActor」のシナリオ作成を実際に操作できるワークショップを実施していた。プログラミング不要であらゆるWindowsアプリを自動化できる“次世代のオフィス生産性改善ツール”を標榜するWinActorの実力を、実際の操作を通じて体感できる内容だった。

ABBYY × Blue Prism

このブースでは、RPA化を推進していくなかでユーザー要望の多い「紙媒体で取り交わされる取引情報の、電子化から基幹業務システムなどへのエントリーまでをロボット化」について、ニーズに応えることのできるABBYY Frexi CaptureおよびBlue Prismの紹介と、これによるデモンストレーションが行われた。参加者は講師によるサポートのもと、製品を実際に操作し、特徴や使い方を体感していた。

ロボ・オペレータ

純国産RPAツールである「ロボオペレータ」のライセンス提供、導入支援サービスを提供するグローシップ・パートナーズ株式会社が手がけるワークショップでは、「ロボオペレータ」の強み/特徴について、デモンストレーションおよびハンズオンを通じて分かりやすく解説していた。ハンズオンの内容は、「ロボオペレータ」の高い画像認識技術を活かして、アプリケーション起動〜システム登録を行うロボットをノンプログラミングで作成し、その高い操作性を体感できるものであった。

Tegaki

手書き文字の認識率99.22%を達成した研究を元に、今までキーボード入力が必要だった手書き文字をスピーディーにデータ化するAI-OCR サービスがCogent Labsの「Tegaki」だ。ワークショップでは実際にその場で書いた帳票を使い、「Tegaki」による手書き文字読み取りをご体感してもらっていた。また「Tegaki」の活用事例と、RPAツールと連携した一連の業務フローにおける「Tegaki」の活用方法についても紹介していた。

富士ゼロックス製OCR

富士ゼロックスが提供するOCRソリューション「ApeosWare Record Link」の特長は「自由な帳票設計と差込印刷」「手書き文字の高い認識率」「効率的な確認訂正」にある。ワークショップでは、その場で書いた帳票を実際に読み込み・確認訂正してもらうライブを実施することで、製品の特長/強みを参加者に体感してもらっていた。

DX Suite

ブースでは、導入実績No.1のAI-OCRソリューション「DX Suite」を実際に利用できるワークショップが行われていた。紙帳票の自動データ化に着手できていない企業の参加者が、データ入力されている帳票そのものを自ら持参。簡単な設定画面と実際の読み取り精度を体感していた。

RoboRoid-HIT.s

業界初のRPA特化型業務可視化ツール「RoboRoid-HIT.s」の実機に触れられるワークショップが行われていた。なかなか見えない実担当者の最終アウトプットから逆算した「いつ」「だれが」「何を」「どうしてるか】が可視化され、1タスクレベルの過程を見える化することが体感できる内容となっていた。

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