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IT資産管理ツールの導入状況(2019年)/後編(2/3 ページ)

Windows 10の大型アップデートなどでも活用されるIT資産管理ツールだが、企業は導入時にどのようなポイントを評価するのだろうか。また、あわせて「今までIT資産管理に関して何らかの事件があったかどうかを聞いたところ、「ヒヤリ」とするような回答が寄せられた。

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導入時の重視ポイント、コストや保守運用の容易さ、管理項目の充実等が上位に

 次にIT資産管理ツール導入時に「重視した(する)ポイント」について聞いたところ1位は「導入コスト」で16.7%、2位は「管理項目・機能」で14.8%、3位は「運用コスト」で14.8%、4位と5位は同率で「セキュリティ関連機能の充実」と「安定性」が13.0%、6位は「実運用の容易さ」で10.2%と続く結果となった(図2)。

 「導入コスト」が1位になった背景には、IT資産管理ツールが売り上げに直接関与するものでないことが少なからず関与していると予想できる。実際に、IT資産管理ツールのようなセキュリティ系、運用管理系のツールの導入においては、費用対効果が算出しづらく予算捻出のための稟議が通らないといった声がよく聞かれる。

 しかし前述した通り、ライセンス管理やログ収集などができる手段は、万一の際に備えて最低限整備しておく必要があろう。これから導入を検討する企業においてはこの結果を参考に自社にあった製品選びを進めていただきたい。


図2 IT資産管理を導入する上で重視するポイント

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