特集
DaaSが情シスを"中抜き"も クライアント仮想化に見るデスクトップ環境の攻防(2/3 ページ)
業務に必要なPC環境を検討する上で、多くの企業が選択肢の一つとして考えるであろう、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)をはじめとしたクライアント環境の仮想化。今回は、クライアント仮想化ソフトウェアやDaaSなどのクライアント仮想化サービス、モバイル仮想化ソリューションなどの動向を踏まえながらクライアント仮想化の勘所について見ていく。
2018年の市場動向からDaaS市場の今後を占う
ここで、2019年5月にIDC Japanとして発表した、2018年におけるクライアント仮想化シェアの状況を見てみよう。大きくは「シンクライアント専用端末市場」「クライアント仮想化ソフトウェア市場」「クライアント仮想化ソリューション(オンプレミス)市場」「クライアント仮想化サービス(Desktop as a Service)市場」「モバイル仮想化ソリューション市場」というカテゴリーで発表したが、今回はシンクライアント専用端末やクライアント仮想化ソリューションを中心に紹介していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Windows Virtual Desktop」とは? Horizon Cloud on Azureと何が違う? クラウドVDIの選び方ガイド
2019年後半にもGAが予定されるマイクロソフト純正のマネージド型VDI「Windows Virtual Desktop」に注目が集まる。Windows 10やOffice 365ユーザーにとって見逃せない機能も多い。何ができて、どう使えるか、「VMware Horizon Cloud on Azure」「Citrix Cloud」「Amazon Workspaces」と何が違うのかを整理しておこう。 - DaaSはVDIの新潮流となるか?
セキュリティを確保し、管理負担を軽減するVDI。導入時のイニシャルコストが大きな負担になっていたが、月額料金で仮想デスクトップ環境を実現できる「DaaS」が市場を拡大中だ。