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「PC」シェア(2019年第1四半期)

国内の法人向けPCの出荷台数は前年同期比29.2%増の405万台だった。2018年から続くインテルCPUの供給問題がある一方で、順調な伸びを見せた理由は?

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 IDC Japanの調査によれば、2019年第1四半期(1〜3月)の国内PC出荷台数は前年同期比29.2%増の405万台だった。そのうち、法人向けは前年同期比42.0%増の291万台を記録した。同社では「インテルCPUの供給問題が国内ベンダーを中心に出荷の押し下げ原因となったが、それほど影響を受けていないベンダー製品への切り替えや、比較的潤沢なCPU搭載モデルの提供を強化したことで、法人市場全体への影響は比較的小さかった」と考える。

 一方、家庭市場は前年同期比5.2%増の114万台となり、2018年第4四半期(10月〜12月)に続いてプラス成長となった。

 ベンダー別の市場占有率(出荷台数ベース)を見ると、1位は37.3%と2位を大きく引き離して首位となった。しかし、前四半期から6.6ポイント落としている。2位は18.7%、3位は15.6%、4位は9.5%、5位は5.6%と続く。


(出典:IDC Japan)

 IDC Japanのアナリストは「国内のPC法人市場におけるWindows 7の延長サポート終了に伴う勢いは、2019年第1四半期でピークに達したと考えている。第2四半期(4月〜6月)以降はSMB(中堅・中小企業)を中心に山が続くが、法人市場全体としては2019後半から2020に向けてかなり落ち着くであろう」とコメントする。

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