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DXに向けて”今”身につけておくべき現場力とは 〜Withコロナ時代のRPAトレンド考察〜

2021年9月13日、RPA BANK はキーマンズネットに移管いたしました。
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RPA BANK

本セミナーではRPA先進ユーザーからDXを実現し人とロボットのハイブリッド組織を実現している企業の事例から”今”取り組むべきDXとは何なのか?について事例を交えてお話いたします。

RPAテクノロジーズ株式会社代表取締役執行役員社長、大隅信行DXに向けて、今身につけておくべき現場力とは。

withコロナ時代のRPAトレンド考察をどうぞご覧ください。

■記事内目次

  • 登壇者
  • DXに向けてまさに“今”、身につけておくべき現場力
  • コロナ禍における当社トピック
  • RPAの今
  • DXの重要性
  • DX推進におけるRPAの意義
  • 続々と誕生する業界シェアリングトレンド

登壇者


RPAテクノロジーズ株式会社 代表取締役 執行役員社長 大角 暢之 氏

始めに

大角 暢之 氏: みなさんこんにちはRPAテクノロジーズの大隅でございます。

本日はDIGITAL WORLD ONLINEの基調講演ということで非常に恐縮でございますが、しっかりとみなさまの今後に繋がる情報提供を60分ほど努めて参りますので、よろしくお願いします。

今日いただいてるテーマがいくつかあり、一つは今非常にトレンドになっているデジタルトランスフォーム、DXについて。それから、DXとRPAとの関係をどう考えるのかということ。さらに加えて、今まさにコロナ禍だということへのオペレーションのインパクトなどを合わせたテーマということで、非常に私自身もしっかりと頭を整理しながら、今回お役に立つような情報提供をしたいなと思っています。

タイトルとしては、DXに向けてまさに“今”、身につけておくべき現場力。私はやはりRPA、デジタルレイバーというものをしっかり現場でコントロールしていくことが非常に重要であるという所に常にこだわっているのですが、まさにこのコロナ時代、そしてこれからやっていかなくてはならないDXについて、考えれば考えるほど、非常に必然性が強いんじゃないかなと思っています。そのため、一意見として、この現場力の重要さということ、さらに今身につけていくべき意義ということをコンセプトにしたお話をさせていただきたいと思います。

まず自己紹介です。大学卒業証後、アンダーセンコンサルティング、現アクセンチュアで5年間ほどコンサルティングに従事しておりまして、その後2000年に起業しました。オープンアソシエイツという会社で、新規事業を創造する、これは今の企業文化も変わっていないのですが、そんな中でちょうど10年ちょっと前に、BizRobo!というまだRPAというものがないときに、このロボット派遣事業BizRobo!をやりまして、そして2016年にいわゆるRPAブームというのが日本に到来しました。

そこから会社名もRPAホールディングスに変え、このようなマーケットは全国に普及していくということでRPA協会を設立し、また会社の方もマザーズ、東証一部の方に上場させていただいています。

なので私自身は変わらずですね、特に日本全国の地域のみなさんにRPAツール、デジタルレイバーをしっかり現場で使っていただけるよう、そういう力をつけていただく教育育成ということにフォーカスして活動させていただいております。

今日のアジェンダを簡単にご紹介させていただきます。まずはご挨拶ということで特にこのコロナについて、みなさんと共有しながら、私もみなさんからも勉強したいのですが、少しコロナにおける当社トピックをお伝えしながら、お話させていただきたいと思います。

まずRPAのテーマということで、コロナ以前、それから今まさにwithコロナ状態におけるRPAの考察ということを話させていただきます。

そして本題の一つでありますDXです。私としては別にDXの専門家でもありませんし、そういった有識者でもないです。しかし、デジタルトランスフォーメーションの本質、DXをどう考えるのかということは、私自身もずっと考えております。DXとは何なのか、それについてのRPAの意義が本当にあるのか、どういう関係があるのか、ということについて少し私なりの思考を共有したいと思っています。

最後に、特に先進ユーザーのみなさんはDXの実践をされています。その時にやはりRPAの現場力というものをしっかりつけていくのですが、今、比較的その業界、あるいはある一定の範囲のセグメントでシェアをしていくようなトレンドがかなり起きております。効率的にその現場力をつけていくという意味でも、こういった工夫は非常に重要だと思いましたので、そのトレンドをご紹介させていただいて、主なトピックは終わりにします。

最後に、私どもの会社概要を含めた、こういった現場力をぜひみなさんと一緒につけていただきたいということもありまして、私どものご提案という形で示させていただきます。スライドセットは直接お問い合わせいただければ、ご提供させていただくということを少し注釈として申し上げさせていただきます。

コロナ禍における当社トピック

まさにwithコロナの今ということで、少しトピックをご紹介します。まず、経済的なインパクトが非常にありました。ネガティブなインパクトが非常にあるということ。倒産件数、こういったことももっともっと発生していくというようなことが一つ目のポイント。

もう一つは、当社もそうですしみなさんもそうだと思いますが、かなりリモートワークに慣れてらっしゃるんじゃないかなと思います。これはあるアンケートの情報ですが、リモートワークを続けたいという人が6割、しかし効率が下がったという人も6割。ということで、リモートワークを今後続けるのかどうか、やはり出社させるべきなのか、これは、みなさんとしてもどう考えていくのかなと思います。

特に一昨日くらいにGDPが、戦後最悪の落ち込みだということが発表されました。政権としてはこれからも底を打つのではないかというようなことを言ってますが、かなりのネガティブインパクトは非常に残念ですし、回復に向けて我々も努力していかなければならないと思う一方で、これまでの業務のあり方、会議や人事評価のようなところで戦後のレジームに引きずられてきた商習慣というものを一気に変えることができる、非常に大きなチャンスであると私個人的には捉えております。

そのようなことから、当社として、コロナ対してどのようなチャレンジをしているかということをいくつかご紹介します。

私達は、ちょうど東京都の緊急事態宣言出る直前にグループ全社が一カ所に集まるということで、虎ノ門に大きなフロアを借りて引越しをしました。しかし90%の社員が出社しないという、今もしていない。経営的に見ると、コスト的にも非常にもったいないことをしているということで、すぐに切り替えて、机を全部どけ、フリースペースにしていく。さらにはこのような会社スペースを別の形にしていくというようなことを強いられている状況でございます。

2つ目は、オンライン完結。みなさんは、今Zoomでいろいろな社内外取引先、お客様、パートナーのみなさまともやり取りされてると思いますが、当社もお客様からのお問い合わせに始まり、トライアル・導入、そしてカスタマージャーニーというところまで、できるだけオンラインで完結していこうという考え方で準備をしながら、今も推進しております。

もちろん最終的には全てオンラインで受注までいくというようなことは、なかなか難しい部分はある一方、問い合わせから全てオンラインで、1カ月で導入までいくというようなこともあり、まさにこれからの新しいカスタマーとのオペレーションというものが見えてきたということで、これは本当にコロナがなければありえなかったことなので、まさにイノベーティブなチャレンジがやりたい放題できると思っておりますし、社員一同、どんどんチャレンジしているところでございます。

特にプロモーション面のインパクトは非常に大きい効果が出ていると感じます。こちらは5月にオンラインでやらせていただいた、パートナー様向けのパートナー会です。この写真は、去年のBizRobo! LANDのものです。Beforeコロナで集まったシーンですが、パートナー会員のみなさまも確か80社、100~200名弱のみなさまがいらっしゃったと思うのですが、オンラインにすると114社310名。まさに、北は北海道から南は沖縄までのみなさまが参加されるということで、非常にオンラインでのコミュニケーションの幅と距離というものがぐっと近づいてきたなと感じました。

仕事のリードタイムというものも、非常に早く進められるんじゃないかと実感しております。これはみなさんもお感じになるかと思います。そのため、我々も取り組みをウェビナーに全て切り替えました。これは、やはりほとんどコストがかかりません。場所を借りて、展示会に出て、出展して名刺を交換して、というような非常に時間とコストを負っていたものが、オンラインでできます。これはWebのプロモーションですけが、我々が日々やっているような徹底したコンテンツの表現がオンラインで出来ています。

我々は完全にオンラインのモーメンタムに乗っていこうということで、例えばこの左にありますようなシステナ様。これはUiPath様でも表彰いただくベンダーのシステナ様ですが、非常にBizRobo!も評価いただきまして、システナ様と、当社の若手の高橋陽が一緒にBizRobo!の良さをお伝えしたりとか、判子なしということで電子署名とRPAの事例だとか、まずお伝えしたい、表現したいという内容をすぐにオンラインでプロモーションできるということは、本当に素晴らしい環境だと思っています。

実際に、セミナー型で移動する必要がないので、非常に多くのみなさんがカジュアルにアクセスいただいて、情報取っていただき、検討いただける。こういったものは、もうかなりリニアに加速しながら進んでいるなと思っています。

今、我々は医療業界もかなり戦略的に注力しておりますが、この1年かけて培ってきた大学病院さんでの事例を紹介します。コロナということもあって医療崩壊が非常に危機です。そういった方々にしっかりとお伝えしたいということでセミナーを開き、全国の医療機関のみなさまのためにRPAインターンという形で勉強していただく機会として行いました。400名近い方々にアクセスしていただき、さらにプログラムの申し込みは10機関、あるいは検討が40機関という、たった1日でみなさんの期待に応えられるようなコミュニケーションができたことは、非常に素晴らしいと思っています。

最後に、今の我々のマーケティングを少しご紹介をしたいのですが、我々はRPAのBizRobo!の導入ということが事業活動の柱です。それをしっかりオンボードしていただいているか、その後しっかり実装して、スケールされているか、スケールが終わった後に、DX推進できているか、というようなことに対して「いやいや全然幻滅してるよ」とか「放置されてる」とか、「もっともっとテクニックをつけたい」このように、いろいろなフェーズにおけるいろいろな欲求というものがあり、これらをダイレクトに受け取ることができます。

これまでは縦割りで、マーケティング、営業、カスタマーというようなトップダウン型でプロダクトアウト的にオペレーションしていたのを、それらをまるきり逆にすることで一体感を持ち、しっかりとそのお客様の欲求、良い欲求・悪い欲求そういったものは何かということをしっかりと捉えながら、そこに対してチーム・組織全員一体となって、ソフトウェア、支援ポータル・コミュニティ・キャンプ、そして伴奏をダイレクトにサポートさせていただけるような、お客様の欲求をベースにした、顧客接点で表現していくという形に変えていくことができたなと思っています。

これは、去年までですと、全国に支店があって一生懸命営業をして、訪問して、という状態で、これらができなかったと思います。

オンラインということで、お客様とのやり取りが非常に近く、広く素早くなってきたということがあるからこそ、我々もいろんな部署を横断しながらダイレクトにお客様の欲求に応えていくような努力ができる。これは我々もまだまだのところありますけれども、少なくともそういう姿勢を持って、チャレンジできているということは非常にこれまでの商習慣では無かったことができてると思います。

また社員においても、今までのように会議に出て、上司の顔をうかがい、空気を読みながら忖度をするということも一切ないです。自分の仕事というものが、お客さんとダイレクトに紐づいているため、しっかりとKPIということを意識できる。お客さんに対するバリュープロポーションと、KPIがはっきりするということなので、本当にその市場に向かって表現できる人たちはどんどん成長していくというような組織全体・社員全体の進化ということにも繋がっていくのではないかと、このコロナというものを捉えているところでございます。

もちろん、調査における非常にネガティブな部分もあるのですが、少しこのチャンスに変えていくということを誓った形で、当社の取り組みをご紹介させていただきました。

RPAの今

続きましてRPAです。特にbeforeからwithになってる状態が今ということで、少しお話させていただきます。

まずRPA。これはテクノロジーの発達も、幻滅期も非常に早く到来して、バブルもはじけてということで、2019年10月。まさに去年ですけれども、今は幻滅期。いわゆる一般化フェーズ。失敗するケースも多く、成功するケースも二極化が進んでいるということがあります。

去年のRPA BANKとのレポート、ノークリサーチやガートナーのレポートを簡単に、beforeコロナ時代の課題感をおさらいしていきたいと思います。ほとんどの大企業のみなさまはRPAを実施されているということなのですが、まだまだ本格展開まで行ってないということだと思います。

それから、ツールについてはWinActor、UiPath、BizRobo!を中心に選択いただいているという結果でございます。特に中堅・中小についてはWinActorと当社の2強ということで、これはもう私どもが、特に労働人口が少なくなる危機を迎えるみなさんに使っていただくということで戦略的に周知しておりますので、こういったような結果なのかなと思います。

ただ、本格展開になかなか行けてないということが面白いところで、2018年11月から全然変わっていません。まず投資対効果が出ない。いまだにそうです。投資対効果が合わないと組織体制をどうしようかといった課題が何にも変わっていないというところが非常に興味深いと思っております。

特にDXについては、本当にここに書いてある通りですが、経営者のITリテラシーが低い、ビジョンがない。最近ではCDOのようなデジタル推進組織を設置しただけで、何も実行性がないというようなことも言われております。まだ私個人も非常に反省しながら勉強しながら進めていくような状況と思っています。

まさに幻滅期に入る典型的なケースということで、導入したはいいが、一旦入れた後、特に現場が定着しないということ、もしくは定着するときに壁を迎えるという企業様が多いということで、代表的な4つ課題をご紹介します。

まず、ロボットの開発メンテというものを、いちいち技術が対応する、そういった面で人材育成が必要なのではないか、やっぱり現場が少なくとも関わっていくような内省体制が必要だと。ロボットが増えると、結局コストが非常にかかってしまう。

特に端末単位での実行ライセンス、開発ライセンスのコストがかかるので、スケールに向かないというようなこと。それから、ROIが合わない。結局はエンジニアや、コンサルティングという活動が厳しくなってくる。こういうような課題が出てしまい、ブレークスルーしにくい、またはできないというような課題がbeforeコロナの課題だと思い、少しおさらいしました。

withコロナの時代になってから来た、当社への問い合わせを少しスライドにまとめてみました。

結論から言うと、やはりコロナ禍でかなり新しい課題、欲求やニーズっていうものが浮き彫りになってきたと感じます。一番大きいのは、やはりリモートワークしてしまうと現場に行けないので、リモートワーク下で不能になってしまうという、レガシーの問題です。捺印とか、ワークフローというものは、リモートワークしてる同士で連携できないとか、紙を印刷しなくてはいけない、FAXを送らなくてはいけないといったような、BCPに非常に似てるようなテーマと思うのですが、現場の業務というものが、どうしても継続しにくいといった課題です。

やはり、紙や判子というような紙と承認を起点とする、どうしても出社しなきゃいけないようなものが阻害要因として続々と出てきているということで、当社へも非常にRPAへの期待をいただいております。RPAのデジタルレイバーというものはオンサイトで働いて、全くリモートでできるため、まさしくコロナによって期待の高まりというものが、投票数の件数などの内容を見ても、非常に高まってきているのかなと思います。

一方で、やはり幻滅されていらっしゃる方からのお問い合わせというのもいただいています。

特に、現場が関与していない場合のプロジェクトで課題が露呈しています。特に多いのが、IT部門主導でプロセスを運用しているため、リモートになったとしても、ロボットと一緒にオペレーションするということが少し難しい。特にエンジニアで、ロボット開発・運用をしている場合も、エンジニアの方々が入館不能になることからロボットの保守運用や、開発が停滞してしまうなど、ユーザーとRPAのプロジェクトが分断してしまう場合です。例外が起こったときに今までは認知・対応していたものが、現地で全く行ってないことから、不能になってしまう。

今日のテーマにもありますような現場の実行力などがそもそも分断型のときには、逆にRPAを入れていても、不能に陥ってしまうということで、改めてその現場型の案件の導入、もしくは現場でのRPAの人材育成というものが認知されているんじゃないかなと我々としては考えております。

特に当社の先進ユーザー様の中で、現場RPAによって、コロナ禍が起こったときにどうなったのかということを、たくさんの事例の中からいくつかご紹介させていただきたいと思ってます。

一つは三菱重工さんです。2018年から特に職場、工場の現場でロボットの開発を自己完結するんだということを前提に体制を組まれていて、ものすごい数のロボットが今増殖していらっしゃいます。ここら辺の事例は、当社のウェブサイトに行っていただければもっと詳しく記載してありますので、ご覧いただきたいと思います。

このコロナになってどうなのかということで、ロボットの今後のポイントの話をします。まず1点目。当たり前ですが、もともとのRPA、当社のBizRobo!ですが、もちろん、工数の削減や生産性向上ということですが、これを単純に言いますと、標準化されてるとことです。

今までは、AさんBさんCさん仕事のやり方というものがあったわけなのですが、ロボットを稼働しているということで、属人的な作業、要するに、Aさんが出社しないから難しいであるとか、裏を返せば、ロボット化されてない業務で起こりうるということなのですが、ロボット化されてるということで、特定のスタッフでなくとも、作業指示権限だけで運用できる、そういったような効能を感じられているということのようです。

コロナ対応は全く気にする必要なしということで、3密などそういったところで朝出勤の人数を減らさなくてはならないということもあるのですが、夜中も朝もロボットが普通に働いてるので全く気にする必要なくオペレーションできているとのことです。

それからテレワークになっていくんですけども、逆に弊害が起きているとのことです。思ったより定点的なチェックというものが発生したり、運用ができないとか、あるいは在宅のシンクライアント端末の制限が起きてしまい、業務ができないというような場合もあるわけですが、全てロボット化されている場合はないという。当然ロボットは働いているということになりますですから、結果的に非常事態に、特にロボット化されている業務については、乗り越える力が必要だという力量を感じたということで、特に第二第三波では、ロボットを自らが運用できる社員がそれぞれの変化に対応していくだろうというようなことをおっしゃっております。

最後に、もう少し固有名詞、業務名などを出したレポートを今準備しておりますので、そちらの方でまた詳しく、情報提供させていただきます。

もう一つは関通社様です。1万5000円ロボットをあるRPAツールを使っても、やはりスケールが難しい、あるいはしない、ということで「BizRobo!Basic」に乗り換えていただいたお客様なのですが、最初から現場のロボットをリモートということを前提に組み立てられてますので、特に管理部門で、在宅勤務が完全にできたため、請求処理、バックオフィスの事務作業というものを遠隔運用するということがすぐに検証されて、実行したということです。

それから判子なしです。スマート決済のアプリケーション連動をしています。このように、リモートからロボット稼働する、例外処理に対応する環境。VPの開放をして、在宅でもできるような形に持っていかれたというようなことでもスムーズに対応をされているというふうなことでございます。

最後に、今ご紹介したいのはパナソニックLSテクノサービス様なのですが、こちらBizRobo! LANDの去年の登壇資料です。コロナとは全く関係ないことなのですが、ハウスメーカーさんから一次受付作業をRPAで受け付けて、確認して、転送するということを、まずBCPということで東と西に分けて実行されて、オペレーション運用をされています。

このロボットも当然現場で作られて運用されているもので、特に右側なのですが、逆にBCPとして、オフィスが無事だが、人が出社できない場合を想定されていました。こういう場合は、通常であればロボが受け付けて、チェックして、転送ということになりますが、人が出社せず、チェックができないので、ロボが受け付けたらすぐに転送するという形をリモートで実行して、逆に支店が確認する、こういったことをコロナ前から想定されて、デジタルレイバーとのリモートワークを実現させたということが本当に素晴らしいと思い、少しご紹介させていただきました。

今現場でRPAを作られたみなさまというのはしっかり、特にコロナということによって、自分たちのパフォーマンスや、組織としてのパフォーマンス力というものをお感じになっています。しかし、幻滅に進まれる方のRPAプロジェクト動線というところで問題が大きく3点あります。

一つはツールの選定です。ツール選定が悪いわけでは無いのですが、ツールの選定から入る事が1番大きなトリガーです。働き方改革だからPRAとか、低コストの自動化ツールを入れるようなこと。1番多いのが、RPAが流行っているからやるという、RPAを導入することがゴールになっていることです。このように、RPAの位置づけをきちんと設定していないがゆえに、いろいろな問題にぶち当たると。特にコロナでリモートになってますます不能になっていくというようなことかと思います。

典型的なケースで幻滅系と進化系なのですが、やはり左側が特にRPAを入れるという、システム開発と同じで、導入するということをゴールにしてしまうと、そもそもデジタルレイバーであるRPAをどのようなビジネスモデルの位置づけで、どう進化させていくのかという設定が曖昧なので、いかに良いRPAツールを導入するかは典型的なケースですけれども、答えは単なるマクロです。

こういったケースで、やはり先進ユーザーのみなさま、当社のユーザー様の中でもスケールされてるというのは、RPAは所詮マクロであると。その上で活躍するデジタル労働者というもののインパクト、その効能に着目すると圧倒的に人よりも早いわけです。ミスは無く、夜中も働く。24時間、360日休みなく、辞めずに働く。このようにデジタル労働者の効能というものに着目さレテいます。

当然環境変化が見られるわけです。業務の変化、追加修正、削除は見たことがあるわけで、そこをしっかりと自分たちでコントロールしていかないとまずいです。逆に、コントロールできるようになると圧倒的な生産性の向上により、DXで進化力がつくというようなことが恒常化する場合、ゴール設定の視点1個で、幻滅期に行く、またはDXに向かうか、大きく変わってくるんじゃないかなということで少しまとめさせていただきました。

まとめとしては、コロナ禍でますますリモートでのワークと、オンサイトでのロボットという時代が必然性を帯びてくるので、今幻滅されていても、現場でしっかりものにしていくということは遅くありません。

これからRPAを検討されるという、まさに絶好のタイミングなのかなと思います。やはり成功されたり、進化してる企業の共通点は、現場でしっかりRPAを、デジタルレイバーをコントロールしていくことだと思っています。

以上、RPAについての考察ということを少しまとめさせていただきました。

DXの重要性

今日、本題の一つにあるDXということです。まず、DXとは何かというものを私なりに腑に落ちたポイントをみなさんと共有させていただきます。

私は別にDXの専門家でもないので、DXと素晴らしさなどは、とても高所からお伝えすることはできないのですが、少なくともDXというものは、私も最初は全く腑に落ちませんませんでした。そのため、その部分を共有させていただく、共感いただくということは少し有用ではないかと考えたため、このテーマでお話させていただきます。

基本的な問いですが、Digitalization、デジタル化/IT化するという活動と、Digital Transformこの違いはなにかという事です。

当社でもRPA、例えば小売業さんですと、AIを使って相手の統計のモジュールを作って需要予測をして、発注をかけるようなものをRPAでやる。これはデジタルトランスフォームなのか、デジタライゼーションなのか。例えばこのような感じです。そこがしっかりと腑に落ちているかは自分自身で疑問に思い、考えて頂きたいポイントでございます。

これも、私自信、非常に勉強になりましたので、何度もご紹介させていただいてるのですが、やはり2025年問題とDXというのは裏を返せば表裏一体の関係であるということを、経済産業省のお声も、田辺市長の講演でも去年聞いて、非常に腑に落ちましたので、このポイントもベンチマークにしながらご紹介したいと思います。

ポイント一つ目、DXは、技術の導入ではないということです。顧客価値の最適化、これをチャレンジし続けることなんだということです。

2点目としては、自分で考えなくてはいけないと。コンサルに頼んでも、その答えはない。Slerに相談してもないと、こういうふうなことをおっしゃられたなと思ってます。

3つ目はRPAに関わるところなのですが、いわゆるRPAを入れて効率化、生産性ということに、かなりワーニングを出されておりました。

この3つのポイントをベンチマークにしながら、先ほどのDigitalizationとDXの違い。こういったものを考えていきたいと思います。

まず、私の視点でどういう結論を導いたかということなので、あまりロジカルではないかもしれませんが、上がDXの本質、下が最新のテクノロジーの導入という視点になります。

代表的なケースを少し見ていきます。まずDX銘柄です。これはもうGAFA、アリババ、Netflixそれから日本でいうと、例えばHILLTOP様や、私の中ではやはりコマツ様は、DXの代表国内メーカーです。デジタルテクノロジーというのはAI、チャットボット、画像認識、IoT、RPA、クロステック、こういったものを導入するということになります。

では、何が違うのかっていうこと、要はこれらは未来にどのように繋がっていくのかということも含めて、クエスチョンマークの所を少し考えていきたいと思います。

まずはDX銘柄の私なりの紐解きなのですが、やはりNetflix様というのは、いわゆる動画配信、映像配信映画配信ということなのですが、AIを使ってるからなのか、分析しているからなのか。そうではなく、視聴者のデータのニーズから、最もヒットしているであろう監督や、俳優さんとの組み合わせを解析して、それを前提に作品を作っていくというようなお客様への価値・欲求という所をどんどん満たしていくというポイントが一つ。

単に動画を右から左ヘ配信しますようネットで配信しますといったものではなく、お客様の欲求を考え、いかに適用していくかというサービスです。

Netflixのポイントは市場を見てないということです。最近のアメリカの経営学でいくと、競技場という言い方です。競合他社をどう見るかということなのですが、単なる動画配信ではないです。Netflixが競合と言ってるのは、外食や旅行などの、あらゆるユーザーのいわゆる余暇。こういったものを競合に置きながら、もちろんショッピングということもありますが、そういったことを見ながらいかに戦っていくかというように、非常にそのビジネスモデルというものを、市場という、動画配信等にとらわれずに競技場として勝っていこうとする、こういうようなところがポイントなんだろうなと思います。

国内のケースです。コマツ様なのですが、元々は重工業、建機ビジネスです。特に私の理解ですと、IoTを先んじて導入されていて、特に故障の予測ということで、非常に先端を走られてたなと思います。

カスタマーサクセスです。競争力を上げていくということを、IoTによって実装されてる。ところが今、Smartconstructionということで、まさに3Dです。工場の現場を再現して、ドローンを飛ばす。そうすることで、どのように土が掘られて、どうできて、まさにゼネコンです。もはや、建機ビジネスを売るという、先程のNetflix様と一緒ですが、競技場です。いわゆる物を建てていく、こういったところのフィールドに対して、お客様の欲求にチャレンジをして、ビジネスをシフトし、今ではゼネコンビジネスに進化されてるというような例です。

それから、HILLTOP様。こちらは孫請け会社の切削工場ということで非常に良いスキルはあるものの、中国の台頭で瀕死の状態になってしまいましたが、強みを生かしてモデル転換に踏み切ったということです。二次請け、三次請け業務を辞めて直販に入られたということで、これはPresident on-lineの方で勉強させていただいたのですが、大量生産ではなく、少量多品種形に生かしたということで、お客様の欲求をAIプログラミングしている。あとはそのプロセスをセットすれば、工場で切削プログラムが作っていくということを生かして少量多品種を全部することによって、NASAからも受注が来て、なんと米国まで進出されたとのことです。

これらは、経営の危機をトリガーにしながら、まさにデジタルテクノロジーを使って強みを生かしたビジネスモデルを、思い切ってトップダウンで展開していったケースであると思います。

このような例と、単純にAI、IoT、RPAを入れましたということの違いからDXの本質が見えてくるような気がするのですが、やはり再定義、ビジネスモデルのアップデート、お客様の価値というものがどこにあって、そこにチャレンジするということから組み立てていく。それによってデジタルを使いまくるというような考え方です。

下の方というのはビジネスモデル、お客様の価値ってあまり変わりません。もしくは、現行のやり方というものを前提にしながら、単に効率化をしていくために使っていくということで、経産省の2025年問題では、下は落ち、阪を下るどころか崖に落ちる角度で失墜してしまうとのことです。

そのためDX、まさにトップ自らが、お客様に対して大きなチャレンジをする。過去にベストプラクティスはありませんが、それでもチャレンジし続け、さらにチャレンジていくためにデジタルを使いまくるというような考え方が、DXの本質だということで非常に腑に落ちました。

ピータードラッカーさんの言葉で、経営ビジネスマンとしては一般的な理論だと思うのですが、やはりお客様にとっての価値は何なのか。ドラッカー3つの質問の中でも番重要だと言われてます。そこから照らし合わせても、DXっていうのは非常に納得感があると思います。ドラッカーさんが言うには、品質は価値である、これは間違いなんだと。お客さんは商品、品質を買っていない、自分の欲求の充足を買ってるんだと。

歴史的にも、普遍的にもおっしゃってることで、まさに今のDXの本質とぴったり符合するする上に、非常に一般的な経営理論からも検証ができたということで、非常に腑に落ちたという話になります。

DXとデジタライゼーションの違い。少しみなさんにも共感できたかと思うのですが、まさにDXというのはターゲットとしてるお客様範囲を広げ、その欲求に対して今のビジネスモデル、今のオペレーション今の事業者様に関係なくチャレンジをしていくと。そこにデジタルをふんだんに使っていくというようなあり方なのかなというふうなことで、DXの本質ということをお伝えさせていただきました。

ハーバードビジネスレビューの質問を読んでいましたが、非常に面白かったので最新号から、まさにコロナ禍で、日本電気様の永森CEO。今回まさにトップが、会長からCEOにもう1回戻られたということで、ポストコロナ、アフターコロナに生き残るのは業界上位3社までではないかと、まさに集約されていくんだとおっしゃられています。だからこそトップ自らが、顧客活動をチャレンジしていくということをこの記事の中では淡々と述べられておりますので、ぜひそのやり方考え方といったものはハーバードビジネスレビューを見ていただきたいなと思っておりますが、トップ自らゼロベースでチャレンジしていくということが大事なことだと思います。

伝統の企業DXの5ステップというような記事もあり、これも面白かったので少しご紹介します。これは小売業の話です。伝統的レガシー企業とデジタル企業、売上高、従業員数、ざっと違います。これを割り算すると、1人当たりのパフォーマンスがデジタルトップ企業というのは圧倒的なパフォーマンスだったので、これがまさにDXなのかなと思いました。DXを進めてるかどうかっていうことのポイントとしては、圧倒的なパフォーマンスです。収益性ということも一つの大きな基準だと思います。

みなさま、2つの企業がどこか予想ついてる方もいらっしゃると思いますが、ウォルマートとアマゾンです。DXを体現し続けていってる企業と、そうではない伝統的な企業の違いも、今まさにこれからアフターコロナの時代においては重要なことかなと思います。

DX推進におけるRPAの意義

ではRPAは、DXを進めていく上で意義があるのかということですが、私は非常にあると思っています。答えを言ってしまうと、今のAs-IsからDXというTo-Beにはいきなり行けません。

そんな中で重要なのは、やはり現場です。分断型RPAではなくて、現場とRPAが融合するということが、As-IsからTo-Beに行くまでのCan-Beということ。これに関してはけっこうみなさまもCan-beモデル、Can-beソリューションなど言われておりますが、ここを土台としていくということは非常に重要だということを、事例も踏まえてご紹介させていただきます。

こちらの左が、いわゆる分断型。現場とRPAが融合しない一般的なITの導入パターンです。

従来型の現場組織というのは、あまりITに関係なく、RPAは一つの技術としてあると思います。一方で、現場とRPAが融合すると何が違うか。周りのテクノロジーがくっついています。まさに現場RPAによって、現場組織自ら、このようなテクノロジーを利用し、どんどんデジタライゼーションを実行していけるということが明らかになってるかなと思います。

まとめると、特に日本企業において、私はやはりデジタルレイバーを現場で醸成するということも必須だと思います。特にこれからコロナということもあり、いきなりTo-Beというわけにはいかないので、Can-Beモデルとしては重要だと思います。

ポイントを整理します。まず、あらゆるテクノロジーがハブになります。ツールにもよりますが、現場主導でロボット構築・運用ができる。もちろんBizRobo!は十分に現場指導でやることができると思います。こちらもツールによるのですが、ROIは出やすいです。

適切にオンボードすれば、あっという間にROIなどはぶっ飛ばしていけると思います。そしてなんといってもDXのアイデアです。クイックに実践できるということは、単なるRPAではなく、現場とRPAが融合した場合の大きなCan-Beモデルなのではないかと思っています。

時間もなくなってきましたので、本当にそうなのかということを当社のユーザーの中でご紹介します。

伊予鉄グループ様です。愛媛県の方のニュースリリースですが、給付金の登録時に、各自治体がほとんど手で打ち込むような相談も、たった1週間で、伊予鉄様の方はIyoRoboを現場でたくさん使って、IyoRobo事業や外販までされている部隊ですので、そこに対してAI-OCRという事務ロボの基盤をあっという間に融合させたとの事です。

これを現場で、しかも指導でサービス開発をして、すぐにリリースして受けていくということで、収益性も抜群に出しながらそういった拡販をしていったとのことです。

今後、BPO事案というものが、どんどん受注をされているということで、まさにこれも収益性含め、DXを実践されていると、現場にRPA融合組織があるからこそAI-OCRとすぐに融合して、現場ですぐにサービスリリースができたという例でございます。

先ほどもご紹介した関通者様でも、詳しくはこのスライドでまた見ていただくと、ポイントは一つ。まず下の部分なのですが、いわゆる一般的な現場での定着によってロボット増やします。どんどん生産性を上げる中、さらにそのBizRobo!を自社の帳票出力システムと融合させます。

コロナインパクトということも合わせてEC取引が莫大に増えています。物流も非常に増えています。ところが、物流業界の問題、人員が不足してると。コストも競争も激化しているということで、ビジネスは増えたとしても、オペレーションが非常に厳しい過酷な現場になってしまっている状態です。

そこで、いかにそのお客様に対して価値を上げるかということを考えられた結果、融合したということです。要は、夜間にロボットを徹底的に稼働させて、お客様からの自動化、作業完了報告書、そして朝来てする仕事というものは全部夜間に、自動的にお客様に送ることによって、日中は1番価値の源泉となる作業に集中していくという形です。

そのためお客様によっては、15%、1日300件の取引量拡大というような、まさにDXの実践事例かなと思います。

それからHONDA様。これは去年のBizRobo! Landに登壇されたのですが、知財の部署で相談があり、我々の方で担当させていただいたのですが、特許維持の判断を、8〜9割を維持すべき/維持しないべきということをAIのアルゴリズムを使って判断することで実現されたという事例です。

これを今、同じ業界であれば、部署が違っても製造業であれば、ワールドワイドで戦っている日本企業でも同じ業務があります。それを救っていこうじゃないかということで、このAIと、BizRobo!を組み合わせたロボットのサービスを展開していく、これを他社の同業務でお悩みのお客様に提供しています。ここはコストの競争力なので、あまり競争優位性のないところです。

ですから、戦略的で非常にクリティカルな部・組織・部署というところが、いかにコストを下げるかと、そうではなく、そこを脱却して、業界みんなで解決していこうというシェア型のプロフィットサービスに転化されているような事例でご紹介させていただきました。

最後です。AI-OCRのその先へということで、これは技術ドリブンですけれどもBizRobo!のペーパーフリーというようなことで、紙では今普通にAI-OCRがありますが、その先へということで、そもそも発生元データを全て記録しなくてはいけないのです。もちろん帳票に記録していくのですが、紙ではなく、PDFのタブレットにしていく。そうすることによって、帳票で画像をOCRで認識するのではなく、ストロークでタッチしながら、すぐに電子化していくというような形になるのです。

それが今でもヒットしておりまして、劇的な効果があります。これを見ていただくと、今まで紙だとOCRをかけても、補正するために紙の出力、印刷コスト、保管コストかかるのですが、それが全くいりません。作業は全部デジタルレイバーなのでゼロです。まさにこれから、デジタルテクノロジーを使って新たなレガシーを抜本的に見直していく。このようなことが今どんどん事例として出てきているという形になります。

以上、DXの推進をする上で、現場とRPAの融合の組織そのものが、Can-BeモデルとしてTo-Beに行くイメージが非常についていただいたかと思います。

続々と誕生する業界シェアリングトレンド

最後にお話するのが、この現場力をつけるべきということで、これまで個社ごとに一生懸命やってたということをシェアをしようというような流れが、かなり出てきていますので、その業界みんなでものにしていこうというようなトレンドをご紹介します。

これは、労働人口不足というものに直結してます。人件費もどんどん上がってきています。特に人口が圧倒的に足りない業界。当社のBizRobo!というのはここのセグメントのニーズが非常に強いのですが、圧倒的に労働問題が顕在化して、危機感を感じるみなさんからの期待が非常に高いかなと思います。

ポイントは非常に簡単で、人が減ります。高齢化しますと、若年層が首都圏に出るということで誰もやらなくなる、人も辞めてしまう、そうすると採用のコストもかかり、人件費も上がり、労務管理も大変という事になってしまうのですが、BizRobo!デジタルレイバーというのは、永久に労働して、凄いパフォーマンスで休みなし、増殖も可能ということです。

これは、RPAツールを運用するのではなく、一つ一つの働き手を増殖させて、その働き手をマネジメントするということなので、働き方改革ではありません。働き手の多様化ということになります。多様化する働き手の一つを、しっかりとものにするということなので、当たり前なのですが、現場でマネジメントしない限り、よく発揮しないということになります。

そのため、今ある業界や、地域ということで支援をしていこうというケースがかなり増えてきます。

ポイントは主に5つあります。

まずは学習教育はすぐにできるわけではないということ。1回研修を受けたからといってすぐに次々とできるわけではありません。時間をかけて勉強しながら運用して、徐々に習熟していきます。エクセルの習熟と同じようなことです。環境、それからテクニックやノウハウ、ロボットをどのように企画するのかどうかも、施設開発でもいろいろテクニックがあります。

次に運用です。

それからなんといっても、成功事例、失敗事例。1回ロボット作った後、作り直したとか、大きいものを作りすぎたとか、そういったような事例の共有。

それからやはり、どこまでをオンボードしたのか。自分の会社はどうするのか、スケールするのか、これらのベンチマークは非常にみなさん不安です。いや全然そのエラーは気にする必要ない、この状態でも大丈夫、というようなベンチマークをみなさまと共有していく。

それは何と言ってもロボットの事業共通化、標準化していく。さらには先ほどのAI-OCRや、ペーパーフリーやAIなど、そういったもののテクノロジーを全て業界でシェアしていこうという事が次々と立ちあがってきています。

一つの例はメディカルRPA協会です。医療現場、詳しくは割愛しますが、まさに名だたる病院関係の方々に集まっていただいて、去年の9月に発足しました。まず、医療現場のいうのは経営的にも危機である上に過酷であります。そんな中で、診療品質を担保しなくてはならない。そこの共通ロボットというものが今100を超えようとしてるのですが、ここがポイントです。診療系のため、生産性向上はありません。

医療ミス一歩前のチェック。これを絶対に起こしてはいけないということで、そういったものをロボットがしっかりカバーする。これは他業界にはありません。非常に素晴らしいそのロボットを活用したいと思い、ここでもシェアするということになります。

そのため、このような発表会のセミナーもアーカイブで見れますので、ぜひご興味ある方は見ていただきたいです。このようなものもあっという間に加速して集まってきてますし、導入の前に、まず一歩、RPAのベンダーを呼んで、しっかりとデジタルレイバーを体感する、勉強する。実際、自分の実病院のときに、どれ程のインパクトがあるのかっていうことを我々は、たった1カ月2カ月でやりましょうと。そして、成功者のキャッシュバックするという、ライザップ型のプログラムを今既にやっています。

医療業界はどの病院もほとんど業務が一緒です。電子カルテも3つしかないというような話であるため、非常に汎用化しやすいということもあってどんどん集まって、集中的に医療系のデジタルレイバーの運用をみんなで進めていこうという形になります。

もう一つは中小系のをケースです。かがやきの稲垣様なのですが、中小企業の税理士さんですとか、会計事務所さんも非常に過酷な状況になります。これをみなさんで集まって、成功・失敗体験というものを共有する。まさにこのロボット経理バンクというRaaSサービスを作って、全国のみなさまに対して共有していくというような形をやられてます。これに関しましては直近でBizRobo! LANDに登壇いただきますので!ぜひ期待していただきたいなと思ってます。

同じようにBPコンサルティングの佐久間さんが士業ビズロボ教会を作られました。非常にユニークな事例ですが、名古屋の小さい小さい技術者で、みんなでもっと勉強をしようということで、資料の中で、自社でも現場でやってシェアしていくというようなことも始まっております。

最後、まとめになりますが、やはり現場とRPAの組織体制というのは、最初にお話したwithコロナ、アフターコロナ時代にはおそらく常識になります。そういったRPAのニーズに成功していくということです。逆に、現場RPAでないとあまりうまくいかない可能性があるため、事例を踏まえて、この話をさせていただきました。

2つ目は、DX推進。デジタライゼーション力が付くという話でした。そういったものがあるからこそ、クイックにDXの本質というものをアイディアがあったときに実践して、収益化していこうと。まさに伊予鉄様、HONDA様、関通様というような事例もご紹介したと思います。

そのため、やはり今身に付けるべきなんだろうと考えております。これはAs-isを一生懸命デジタライゼーションしていくのも違いますし、いきなりTo-BeのDXは難しいので、今はまさにコロナということで、現場とRPAを融合するという、まさにCan-Beモデルということとして、必然性が高まってきているのではないかと思います。

それを業界でシェアをしていくということで、みなさまと一緒に、現場力を個々にではなく、効率的に獲得して、DXをしていくという所でも、ノウハウも含めて共有していこういうことを、今日まとめとしてお話させて頂きました。

最後、我々もみなさまの現場にコミットしていきます。会社内容等々は少し飛ばします。我々の拠点として、全国。北海道から福岡まで教室を構えております。全般的なお問い合わせ、ご相談はいつでもお願いします。それから、まさに現場力醸成センター、びっくりセンター、福岡、愛媛、秋田でやらせていただいておりますので、いつでもご参考ください。

最後ご紹介したいものが、BizRobo! LAND ONLINEです。こちらは、今日の事例を含め様々なケースをシェアをする環境になります。確実に現場でオンボードを支援するサービスと、業務の棚卸ナレッジ等も非常にヒットしますし、我々のBizRobo!Liteという究極のRPAツールの紹介、DXの無料相談、こういったこともこの中で行いますので、ぜひご参加いただきたいなという提案が一つです。

もう一つ、BizRobo!Liteです。究極に現場でスケールさせる環境だと思っています。こちらのコンテンツを詳しく見ていただきたいポイントは一つだけです。ロボットの開発、それからロボットのマネジメント、それからロボット実行全部、オールインワンです。さらに、それを最も格安でご提供しているという点がどのツールに比べても圧倒的にスケールします。プラス、バックグラウンドで動くという、現場で開発しやすい特徴というのは、組み合わせることでようやく出すことが出来たので、ぜひご興味のある方、今、全国のパートナーさんこれは使いたいというふうなこともいただいておりますけれども、ぜひご検討いただきたいというようなご提案です。

我々、IT補助金2020での「BizRobo!コンソーシアム」での採択が決定しました。詳しくはこれからご説明するのですが、まさにBizRobo!での補助金提供ができます。全国のパートナーのみなさまのコンソーシアムも、入っていただくことで補助金メリットを享受できます。単独申請の必要はありません。コンソーシアムも入っていただく製品が全部連動対象になるのでBizRobo!ファミリーとして取り扱い可能です。ぜひ期待してみなさまには参加いただきたいと思っております。

RPA協会、こちらもツールに特化した話ではなく、デジタル現場力、DXということをコンセプトとしておりますのでご興味のある方はアクセスしてみてください。

業界別の事例集も、本日中には約150近い事例集がありますので、情報提供、情報収集しいただきたいと思っております。

以上、DXに向けて、今、デジタルレイバーを現場でしっかり見つけていくことが重要だというお話をさせていただきました。少しでもみなさまの今後のご参考になればなと思いながら、今日は終わりにしたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

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