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テレワークの実施には興味なし? 2022年新社会人の常識

Job総研は「新社会人 テレワーク実態調査」の結果を発表した。2022年に入社した新社会人はテレワークに対してどのような所感を持っているのか。

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 長引くコロナ禍でテレワークが浸透しつつあるが、新社会人もその例外ではない。非対面での教育に不安を感じる場合もあるだろう。2022年に入社した新社会人はテレワークに対してどのような所感を持っているのか。

 ライボが運営するJob総研は2022年4月11日、「新社会人 テレワーク実態調査」の結果を発表した。同調査は、同年4月に社会人になった男女114人を対象に実施したものだ。新社会人のテレワークの実施率や満足度、オフィスへの価値観などが明らかになった。

 2022年4月に入社した新社会人のテレワーク実施率は79.8%(図1)。その頻度は、「週に数回」と回答した人が最も多く49.4%で、「フルリモート」が25.9%、「月に数回」が17.6%、「年に数回」が7.1%だった(図2)。


図1 新社会人テレワーク実施率(出典:ライボのプレスリリース)

図2 想定しているテレワーク頻度(出典:ライボのプレスリリース)

 入社当日の勤務形態は、「出社」が60.5%、「リモート」が39.5%だった。入社式の参加形態については、出社して参加の「対面式」が50.0%、「リモート式」が50.0%だった。研修の参加形態については、「リモート研修」が68.4%、「対面研修」が29.8%と、リモートが多かった。

 一方、テレワークに対する新社会人満足度は高い。「満足」と回答した割合は36.8%、「やや満足」は34.2%で、満足している人が7割以上を占めた。さらにテレワークへの賛否では「賛成」が68.4%、「やや賛成」が27.2%で、「やや反対」はわずか4.4%、「反対」はゼロだった(図3)。


図3 テレワークの満足度とテレワークの賛否(出典:ライボのプレスリリース)

 最後にオフィスの必要性を聞くと、「必要」が30.7%、「どちらかといえば必要」が45.6%、「不要」が15.8%、「どちらかといえば不要」が7.9%だった。


図4 オフィスの必要性(出典:ライボのプレスリリース)

 なお、入社先企業の選定時にテレワークを実施しているかを重視するかという質問では、重視しなかった人の割合が68.4%だった。


図5 テレワークの重視度(出典;ライボのプレスリリース)

 2022年4月に社会人になった人の大半は、学生時からリモート授業などを経験している。こうした世代にとってテレワークでの働き方は当たり前となっており、このことがテレワークへの高い満足度や、賛成票につながっているようだ。Job総研では、こうした背景から、テレワークはもはや企業を選定する上で重要視するほど特別なことではなくなっていると推測している。

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