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SAP、中堅・中小企業が最短4週間でクラウドERPを稼働できる「GROW with SAP」を発表

SAPは、中堅・中小企業がクラウドERPを短期間で稼働できる「GROW with SAP」を発表した。SAP S/4HANA Cloudと導入促進サービスや専門家のグローバルコミュニティー、無料の学習リソースを組み合わせ、4週間での稼働を目指すという。

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 SAP SE(以下、SAP)は、50年にわたって様々な業界で培ったベストプラクティスを、中堅・中小企業がすぐに利用できるクラウドERPサービス「GROW with SAP」を発表した。SAPは「ユーザーは世界の産業をリードする企業のベストプラクティスを享受しながら、迅速な導入と継続的なイノベーションの恩恵を受けられる」とする。

 SAPのクリスチャン・クライン氏(CEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバー)は、「SAPのERPは、長年にわたり、世界のトップ企業のビジネスにおけるエンド・ツー・エンドの透明性を実現してきました。GROW with SAPでは、中堅・中小企業向けに、ビジネスの成長を支援するテーラーメイドのサービスを提供することで、これ(中堅・中小企業)を次のレベルに引き上げます。GROW with SAPは、中堅・中小企業が現在だけでなく、今後の将来にわたる成功のために必要な俊敏性と革新性を提供します」と述べた。

 GROW with SAPには、人工知能(AI)と自動化の機能が組み込まれている。「SAP S/4HANA Cloud, public edition」と導入促進サービスや専門家のグローバルコミュニティー、無料の学習リソースを組み合わせることで、最短4週間の本稼働を目指す。

 GROW with SAPは「SAP Business Technology Platform」も含み、ユーザーは「SAP Build」を使用してクラウドネイティブな方法で自社の業務プロセスを定義できる。SAP Buildにより、ビジネスユーザーはコードを書かずにエンタープライズアプリの作成やプロセスの自動化、ビジネスサイトの設計が可能になる。

 オランダでバスルーム家具を手がけるRIHOのGuy Claesen氏(CEO)は、「新製品を開発し、SAP S/4HANA Cloud, public editionに登録すると、ボタンを1回押すだけで、誰もが価格やローカライズされたネーミング、製品データ、今日の売上、来週の予想売上を確認できます。SAP S/4HANA Cloud, public editionは在庫や生産能力、納期を完全に把握するのに役立ちます」と述べた。

 IDCの調査によると、多くの中堅・中小企業は急速に成長しており、大企業と同様にグローバルの複雑な問題に直面するため、「ビジネスとともに成長するテクノロジー」が必要だという。

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