ニュース
Google Bardが画像生成AI「Adobe Firefly」と連携 何ができるのか?
Adobe FireflyとGoogle Bardが連携するようだ。他の画像生成AIと比べて、Adobe Fireflyは何が優れているのだろうか。
Adobeは2023年5月11日、画像生成AI(人工知能)サービスの「Adobe Firefly」とGoogleの対話型AI「Google Bard」(以下、Bard)の連携を発表した。Google Bardのパートナーとして、同サービスの「テキストベースの画像生成(Text to image)」機能の向上を図るという。
ユーザーのメリットは?
Adobe Fireflyは他の画像生成AIサービスと比べて何が優れており、Bardとの連携で何ができるようになるのだろうか。
Adobe Fireflyの特徴は、生成した画像を商業利用できるよう、アニメキャラクターやブランドコンテンツなどの著作物を含めないように設計されている点だ。画像提供サービス「Adobe Stock」内のオープンライセンスコンテンツやパブリックドメインコンテンツを基に画像を生成する。
生成した画像をデザインツールの「Adobe Express」に連携し、テンプレートを使用した編集も可能だ。
ポスターを作成したいなら、Bardでキャッチコピーを考えて、イメージに合う画像を生成し、Adobe Expressでテンプレートに当てはめる。このような一連の作業がスマートフォン1つでできるようになりそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 画像生成AIは名画の巨匠を真似できるのか OpenAIの「Dall-E 2」を使ってみた
OpenAIの「Dall-E 2」のOutpainting機能を使って有名絵画の外側を描き足してみました。生成した絵画の出来栄えは……? じっくり鑑賞することで、画像生成AIの進歩や弱点、人類の巨匠の偉大さが見えてきました。 - 安全にChatGPTを使いたい企業は必ず見るべき「生成AIの利用ガイドライン」とは?
日本ディープラーニング協会がAIを活用する企業や自治体に向けて「生成AIの利用ガイドライン」を公開した。生成AIを業務で使う上で必ず考慮すべきポイントが盛り込まれているという。AIの権威である松尾 豊氏らが提供の背景やその内容について説明した。