給与計算の自動化で得られるメリット7選(2/2 ページ)
給与計算を自動化すれば、企業はコストや人為的ミスの削減などさまざまなメリットを享受できる。本記事では自動化によるメリットを7つ紹介する。
給与計算の自動化による7つのメリット
給与計算の自動化は、さまざまな形で会社にメリットをもたらしてくれる。
メリット1 給与の処理の迅速化
給与計算の自動化による主なメリットは、給与計算ソフトがルーティン化された計算を自動で処理するため、給与担当チームが迅速に支払いの処理を実行できることだ。
給与計算ソフトが計算を担当することで、チームメンバーは人間の介入が必要なイレギュラーな事態や問題の解決に集中できる。
メリット2 人為的ミスが減る
給与計算ソフトが計算を自動で行うため、人為的ミスが減る。
さらに、人事システムや勤怠管理システムといった他の情報源から得られるデータを給与担当チームが転記する必要もなくなる。これもミスの軽減につながる。
メリット3 記録管理の容易化
給与計算ソフトには、監査のために承認を取得、記録する機能があり、これが記録管理を簡略化する。
システム内で承認作業をすると、給与担当チームにデータを処理可能になったことが伝わる仕組みになっているため、担当者にとっての利便性も高まる。
メリット4 コスト削減
給与計算を自動化すれば、計算にかかる時間を短縮できる。給与明細書を確認するスタッフなどの担当者はより迅速に他の業務に移れるため、生産性向上にもつながる。
メリット5 データセキュリティの改善
給与計算の自動化により、担当者が給与情報を関係社員に送る作業の必要性が減る。従業員がセキュアな状態でデータにアクセスできるようにすれば、本人が情報を給与計算ソフト上で直接確認できる。むしろこちらの方が情報を送るよりも安全だ。
データ連携用のインタフェースを実装すれば、データを他のシステムに送信できる。こちらもデータを他の従業員に送るより安全性が高い手法だ。
メリット6 従業員セルフサービス(ESS)を提供できる
給与計算を自動化すれば、従業員は担当者とやりとりしなくても必要な情報を確認できるようになる。
従業員は互いに時間を節約でき、給与担当チームは他の仕事に集中して取り組める。
メリット7 報告作業の簡略化
給与計算ソフトはさまざまなレポートを作成できる他、カスタマイズされた報告書の作成も可能だ。ユーザーは必要なときにリアルタイムデータを引き出せる。
例えば、適切な権限を与えられた従業員は、全従業員の年初来の残高が示されたレポートや、給与関連の支出に関するレポートを作成できる。レポート作成機能は給与や財務、人事といった複数の部署の報告作業の簡略化にもつながる。
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