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Google WorkspaceがAI動画作成アプリなどを搭載、何ができる?

Googleは、Google Workspaceの機能を強化すると発表した。AIを活用した新たな動画作成アプリ「Google Vids」や、「Google Meet」の字幕の自動翻訳機能「Translate for me」、AIを活用したセキュリティ機能などを提供する。

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 Googleは2024年4月10日、「Google Workspace」の機能を強化すると発表した。AI(人工知能)を活用した新たな動画作成アプリ「Google Vids」や、Google Meetの字幕の自動翻訳機能「Translate for me」、AIを活用したセキュリティ機能などを提供する。

 Google Vidsは、AIを活用した企業向け動画作成アプリだ。動画制作に必要な脚本や制作、編集のアシスタントを備える。スタイルを選択するとストーリーボードが生成され、ストックビデオや画像、BGMを含んだ動画を作成できる。

 プリセットのナレーションの中から選択するか、独自のナレーションを使用するかも選択可能だ。Google Vidsは、2024年6月にWorkspace Labsで提供が開始される予定だ。

 Translate for meは、Google Meetの字幕を自動的に検出し、翻訳する。69言語に対応する。Google Cloudで、AI Meetings and Messagingアドオンとして、1ユーザー当たり月額1130円で提供する。2024年6月に公開予定で、同年後半には、Google Chatメッセージの自動翻訳や、オンデマンドの会話要約も提供する予定だ。

 AIを活用したセキュリティ機能は、企業固有のデータを使って学習させたプライバシー保護AIモデルを使用し、Googleドライブ内のファイルを継続的に評価、分類、保護する。機密ファイルをGoogleドライブ上で自動的に分類し、保護できるとしている。価格は1ユーザー当たり月額1130円で、2024年4月10に提供を開始する。

 Googleは、「Gmail」のセキュリティ機能も強化する。DLPコントロールと分類ラベルのβ版を提供する。量子コンピュータ攻撃からのデータ保護を支援するため、ThalesやFortanixなどのパートナーと共同で、クライアント側暗号化についてポスト量子暗号(PQC)の実験的サポートも追加する。

 さらにGoogleは、Google Workspaceと「Gemini」に、Gmailの音声入力とインスタント添削、スプレッドシートの新しいビルディングブロックと通知、ドキュメントのタブとパーソナライゼーション、Google Chatのメンバー上限拡大と相互運用性の向上といった機能強化を予定している。

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